8.5. 脆弱性スコアについて


RHACS ポータルでは、脆弱性ごとに単一の Common Vulnerability Scoring System (CVSS) ベーススコアを表示します。Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes では、以下の基準に基づいて CVSS スコアが表示されます。

  • CVSS v3 スコアが利用可能な場合には、Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes はスコアを表示し、v3 をそのスコアと共に一覧表示します。例: 6.5(v3)

    注記

    CVSS v3 スコアは、スキャナーバージョン 1.3.5 以降を使用している場合にのみ利用できます。

  • CVSS v3 スコアが利用できない場合には、Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes は CVSS v2 スコアのみを表示します。(例: 6.5)。

API を使用して CVSS スコアを取得できます。CVSS v3 情報が Common Vulnerabilities and Exposures (CVE) で利用可能な場合に、応答には CVSS v3 および CVSS v2 の両方の情報が含まれます。

CVE によっては、Red Hat Security Advisory (RHSA) CVSS スコアが、RHACS ポータルに表示される CVSS スコアとは異なる場合があります。この違いの原因として、1 つの RHSA に複数の CVE が含まれており、Red Hat は脆弱性が他の Red Hat 製品にどのような影響を与えるかに基づいて異なるスコアを割り当てる可能性があることが挙げられます。

このような場合には、Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes は以下を行います。

  • National Vulnerability Database (NVD) から最も高い CVE を見つけ、RHSA の CVSS スコアとしてそのスコアを表示します。
  • RHSA 内の各 CVE を、(NVD からの) 元の CVSS スコアを持つ個別の脆弱性として分類し、それぞれを表示して特定の CVE のポリシーを作成できるようにします。

8.5.1. 関連情報

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