4.5. プロセス検出タブ
Process Discovery タブには、環境内の各コンテナーで実行されたすべてのバイナリーの包括的なリストが、デプロイメントごとに要約されて表示されます。
プロセス検出タブには、以下の詳細が表示されます。
- Binary Name: 実行されたバイナリーの名前。
- Container: プロセスが実行されるデプロイメントのコンテナー。
- 引数: バイナリーで渡された特定の引数。
- Time: 指定したコンテナーでバイナリーが実行された最新の日時。
- Pod ID: コンテナーが存在する Pod の識別子。
- UID: プロセスが実行された Linux ユーザー ID。
フィルターバーに Process Name:<name>
クエリーを使用して、特定のプロセスを検索します。
4.5.1. イベントタイムラインセクション
Process Discovery タブの Event Timeline セクションでは、選択したデプロイメントのイベントの概要が表示されます。ポリシー違反、プロセスアクティビティー、およびコンテナーの終了または再起動イベントの数が表示されます。
Event Timeline を選択して、詳細情報を表示できます。
Event Timeline モーダルボックスには、選択したデプロイメントのすべての Pod のイベントが表示されます。
タイムラインのイベントは、以下のように分類されます。
- プロセスアクティビティー
- ポリシー違反
- コンテナーの再起動
- コンテナーの終了
イベントは、タイムラインにアイコンとして表示されます。イベントの詳細を表示するには、マウスポインターをイベントアイコンの上に置きます。詳細はツールチップに表示されます。
- Show Legend をクリックして、イベントのタイプに対応するアイコンを確認します。
-
Export
Download PDF または Export Download CSV を選択して、イベントタイムライン情報をダウンロードします。 - Show All ドロップダウンメニューを選択して、タイムラインに表示するイベントタイプを絞り込みます。
- デプロイメントアイコンをクリックして、選択した Pod のコンテナーごとに個別にイベントを表示します。
タイムライン内のすべてのイベントは、下部のミニマップコントロールにも表示されます。ミニマップは、イベントのタイムラインに表示されるイベントの数を制御します。ミニマップで強調表示されている領域を変更して、タイムラインに表示されるイベントを変更できます。これには、ハイライトされた領域を左または右側 (または両方) から減らし、強調表示されている領域をドラッグします。
コンテナーが再起動すると、Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes は以下のようになります。
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Pod 内のコンテナーごとに、最大 10 個の非アクティブなコンテナーインスタンスのコンテナー終了および再起動イベントに関する情報を表示します。たとえば、Pod に 2 つのコンテナー
app
およびsidecar
が含まれると、Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes は最大 10 のapp
インスタンスのアクティビティーと、最大 10 のsidecar
インスタンスを保持します。 - コンテナーの以前のインスタンスに関連付けられているプロセスアクティビティーは追跡しません。
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Pod 内のコンテナーごとに、最大 10 個の非アクティブなコンテナーインスタンスのコンテナー終了および再起動イベントに関する情報を表示します。たとえば、Pod に 2 つのコンテナー
- Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes は、各 Pod のタプル (プロセス名、プロセス引数、UID) ごとの最新の実行のみを表示します。
- Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes は、アクティブな Pod のイベントのみを表示します。
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Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes は、Kubernetes およびコレクターが報告する時間に基づいて、報告されたタイムスタンプを調整します。Kubernetes タイムスタンプは 2 進法の精度を使用し、最も近い秒に時間を丸めます。ただし、コレクターはより正確なタイムスタンプを使用します。たとえば、Kubernetes がコンテナーの起動時間を
10:54:48
として報告し、コレクターは10:54:47.5349823
で起動したコンテナーのプロセスを報告する場合には、Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes はコンテナーの起動時間を10:54:47.5349823
に調整します。