B.15.6. useServiceDnsDomain


useServiceDnsDomainプロパティは、internalリスナーでのみ使用されます。クラスタサービスの接尾辞(通常は.cluster.local)を含む完全修飾DNS名を使用するかどうかを定義します。useServiceDnsDomainfalseに設定すると、アドバタイズされるアドレスはサービスサフィックスなしで生成されます。(例:my-cluster-kafka-0.my-cluster-kafka-brokers.myproject.svc)useServiceDnsDomaintrueに設定すると、アドバタイズされたアドレスはサービスのサフィックスで生成されます。(例:my-cluster-kafka-0.my-cluster-kafka-brokers.myproject.svc.cluster.local)デフォルトは false です。

サービス DNS ドメインを使用するよう設定された内部リスナーの例

listeners:
  #...
  - name: plain
    port: 9092
    type: internal
    tls: false
    configuration:
      useServiceDnsDomain: true
      # ...
# ...

OpenShiftクラスターが.cluster.localとは異なるサービスサフィックスを使用している場合は、Cluster Operatorの設定でKUBERNETES_SERVICE_DNS_DOMAIN環境変数を使用してサフィックスを設定することができます。詳細は、「Cluster Operator の設定」 を参照してください。

プロパティー説明

brokerCertChainAndKey

このリスナーに使用される証明書とプライベートキーのペアを保持するSecretへの参照。証明書には、任意でチェーン全体を含めることができます。このフィールドは、TLS による暗号化が有効なリスナーでのみ使用できます。

CertAndKeySecretSource

externalTrafficPolicy

サービスによって外部トラフィックがローカルノードのエンドポイントまたはクラスター全体のエンドポイントにルーティングされるかどうかを指定します。Cluster を指定すると、別のノードへの 2 回目のホップが発生し、クライアントソースの IP が特定しにくくなる可能性があります。Local を指定すると、LoadBalancer および Nodeport タイプのサービスに対して 2 回目のホップが発生しないようにし、クライアントソースの IP を維持します (インフラストラクチャーでサポートされる場合)。指定のない場合、OpenShift は Cluster をデフォルトとして使用します。このフィールドは、loadbalancer または nodeport タイプリスナーとのみ使用できます。

string ([Local、Cluster] のいずれか)

loadBalancerSourceRanges

クライアントがロードバランサータイプのリスナーに接続できる CIDR 形式による範囲 (例: 10.0.0.0/8130.211.204.1/32) の一覧。プラットフォームでサポートされる場合、ロードバランサー経由のトラフィックは指定された CIDR 範囲に制限されます。このフィールドは、ロードバランサータイプのサービスのみに適用され、クラウドプロバイダーがこの機能をサポートしない場合は無視されます。詳細は「https://v1-17.docs.kubernetes.io/docs/tasks/access-application-cluster/configure-cloud-provider-firewall/」を参照してください。このフィールドは、loadbalancerのリスナーでのみ使用できます。

文字列の配列

bootstrap

ブートストラップの設定。

GenericKafkaListenerConfigurationBootstrap

brokers

ブローカーごとの設定。

GenericKafkaListenerConfigurationBroker array

class

使用する Ingress コントローラーを定義する Ingress クラスを設定します。設定されていない場合は、Ingress クラスは nginx に設定されます。このフィールドは、ingress タイプのリスナーでのみ使用できます。

string

preferredNodePortAddressType

ノードアドレスとして使用するアドレスタイプを定義します。利用可能なタイプは以下のとおりです。ExternalDNSExternalIPInternalDNSInternalIP、および Hostnameデフォルトでは、アドレスは以下の順序で使用されます (最初に見つかったアドレスが使用されます): * ExternalDNS * ExternalIP * InternalDNS * InternalIP * Hostname

このフィールドは、優先タイプとして使用され、最初にチェックされるアドレスタイプの選択に使用できます。このアドレスタイプのアドレスが見つからない場合は、デフォルトの順序で他のタイプが使用されます。このフィールドは nodeport タイプのリスナーとのみ使用できます。

string ([ExternalDNS、ExternalIP、Hostname、InternalIP、InternalDNS] のいずれか)

useServiceDnsDomain

OpenShift サービス DNS ドメインを使用するべきかどうかを設定します。true に設定すると、生成されたアドレスにサービス DNS ドメインサフィックスが含まれます(default .cluster.local は環境変数 KUBERNETES_SERVICE_DNS_DOMAIN)。デフォルトはfalseです。このフィールドは、internalタイプのリスナーでのみ使用できます。

boolean

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