B.122. KafkaBridgeSpec スキーマ参照


以下で使用されます。KafkaBridge

Kafka Bridge クラスターを設定します。

設定オプションは以下に関連しています。

  • Kafka クラスターブートストラップアドレス
  • セキュリティー (暗号化、認証、および承認)
  • コンシューマー設定
  • プロデューサーの設定
  • HTTP の設定

B.122.1. ログ

Kafka Bridge には独自の設定可能なロガーがあります。

  • logger.bridge
  • logger.<operation-id>

ロガーで <operation-id> を置き換えることができます。&lt;operation-id> ロガーでは、特定の操作のログレベルを設定できます。

  • createConsumer
  • deleteConsumer
  • subscribe
  • unsubscribe
  • poll
  • assign
  • commit
  • send
  • sendToPartition
  • seekToBeginning
  • seekToEnd
  • seek
  • healthy
  • ready
  • openapi

各操作は OpenAPI 仕様にしたがって定義されます。各操作にはブリッジが HTTP クライアントから要求を受信する対象の API エンドポイントがあります。各エンドポイントのログレベルを変更すると、送信および受信 HTTP リクエストに関する詳細なログ情報を作成できます。

各ロガーはその名前を http.openapi.operation.<operation-id> として 割り当てる必要があります。たとえば、送信 操作ロガーのロギングレベルを設定すると、以下が定義されます。

logger.send.name = http.openapi.operation.send
logger.send.level = DEBUG

Kafka Bridge では Apache log4j2 ロガー実装が使用されます。ロガーは log4j2.properties ファイルで定義されます。このファイルには、正常かつ 準備状態 のエンドポイントに対する以下のデフォルト設定が含まれています。

logger.healthy.name = http.openapi.operation.healthy
logger.healthy.level = WARN
logger.ready.name = http.openapi.operation.ready
logger.ready.level = WARN

その他すべての操作のログレベルは、デフォルトで INFO に設定されます。

logging プロパティーを使用してロガーおよびロガーレベルを設定します。

ログレベルを設定するには、ロガーとレベルを直接指定 (インライン) するか、またはカスタム (外部) ConfigMap を使用します。ConfigMap を使用する場合、logging.name プロパティーを外部ロギング設定が含まれる ConfigMap の名前に設定します。ConfigMap 内では、ロギング設定は log4j.properties を使用して記述されます。ログレベルの詳細は、「Apache logging services」を参照してください。

ここで、inline および external ロギングの例を示します。

inline ロギング

apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta1
kind: KafkaBridge
spec:
  # ...
  logging:
    type: inline
    loggers:
      logger.bridge.level: "INFO"
      # enabling DEBUG just for send operation
      logger.send.name: "http.openapi.operation.send"
      logger.send.level: "DEBUG"
  # ...

外部ロギング

apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta1
kind: KafkaBridge
spec:
  # ...
  logging:
    type: external
    name: customConfigMap
  # ...

設定されていない利用可能なロガーのレベルは OFF に設定されています。

Cluster Operator を使用して Kafka Bridge がデプロイされた場合、Kafka Bridge のロギングレベルの変更は動的に適用されます。

外部ロギングを使用する場合は、ロギングアペンダーが変更されるとローリングアップデートがトリガーされます。

ガベッジコレクター (GC)

ガベッジコレクターのロギングは jvmOptions プロパティーを使用して 有効(または無効)にすることもできます。

プロパティー説明

replicas

Deployment の Pod 数。

integer

image

Pod の Docker イメージ。

string

bootstrapServers

Kafka クラスターへの最初の接続を確立するための host:port ペアの一覧。

string

tls

Kafka Bridge をクラスターに接続するための TLS 設定。

KafkaBridgeTls

authentication

クラスターに接続するための認証設定。タイプは、指定のオブジェクト内の authentication.type プロパティーの値によって異なり、[tls、scram-sha-512、plain、oauth] のいずれかでなければなりません。

KafkaClientAuthenticationTlsKafkaClientAuthenticationScramSha512KafkaClientAuthenticationPlainKafkaClientAuthenticationOAuth

http

HTTP 関連の設定。

KafkaBridgeHttpConfig

consumer

Kafka コンシューマーに関連する設定。

KafkaBridgeConsumerSpec

producer

Kafka プロデューサーに関連する設定。

KafkaBridgeProducerSpec

resources

予約する CPU およびメモリーリソース。外部のキュメント「core/v1 resourcerequirements」を参照してください。

ResourceRequirements

jvmOptions

現時点でサポートされていない Pod の JVM オプション。

JvmOptions

logging

Kafka Bridge のロギング設定。タイプは、指定のオブジェクト内の logging.type プロパティーの値によって異なり、[inline、external] のいずれかでなければなりません。

InlineLoggingExternalLogging

enableMetrics

Kafka Bridge のメトリクスを有効にします。デフォルトは false です。

boolean

livenessProbe

Pod の liveness チェック。

Probe

readinessProbe

Pod の readiness チェック。

Probe

template

Kafka Bridge リソースのテンプレート。ユーザーはテンプレートにより、Deployment および Pod の生成方法を指定できます。

KafkaBridgeTemplate

tracing

Kafka Bridge でのトレースの設定。タイプは、指定のオブジェクト内の tracing.type プロパティーの値によって異なり、[jaeger] の 1 つでなければなりません。

JaegerTracing

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