9.2. 非同期接続実行の無効化
サーバー側で受信されたパケットの多くは、リモート
スレッドで実行されます。これらのパケットは短時間実行される操作を表し、パフォーマンス上の理由から常に リモーティング
スレッドで実行されます。ただし、一部のパケットタイプは リモーティング
スレッドではなくスレッドプールを使用して実行され、ネットワークのレイテンシーが少し追加されます。
スレッドプールを使用するパケットタイプは、以下に示す Java クラス内に実装されます。クラスはすべて org.apache.actiinvemq.artemis.core.protocol.core.impl.wireformat
パッケージにあります。
- RollbackMessage
- SessionCloseMessage
- SessionCommitMessage
- SessionXACommitMessage
- SessionXAPrepareMessage
- SessionXARollbackMessage
手順
非同期接続実行を無効にするには、以下の例のように
async-connection-execution-enabled
設定要素を<broker_instance_dir> /etc/broker.xml
に追加し、false
に設定します。デフォルト値はtrue
です。<configuration> <core> ... <async-connection-execution-enabled>false</async-connection-execution-enabled> ... </core> </configuration>
関連情報
- デッド接続を検出する AMQ Core Protocol JMS クライアントを設定する方法は、AMQ Core Protocol JMS ドキュメントの Detecting dead connections を参照してください。
- AMQ Core Protocol JMS クライアントで接続の存続時間を設定する方法については、AMQ Core Protocol JMS ドキュメントの Configuring time-to-live を参照してください。