第6章 Operator ベースのブローカーデプロイメントのアップグレード
本セクションの手順では、アップグレードする方法を説明します。
- OpenShift コマンドラインインターフェイス (CLI) と OperatorHub の両方を使用した AMQ Broker Operator バージョン
- Operator ベースのブローカーデプロイメント用のブローカーコンテナーイメージ
6.1. 作業を開始する前に
このセクションでは、Operator ベースのブローカーデプロイメントの Operator およびブローカーコンテナーイメージをアップグレードする前に、いくつかの重要な考慮事項について説明します。
- OpenShift コマンドラインインターフェイス (CLI) または OperatorHub のいずれかを使用して Operator をアップグレードするには、OpenShift クラスターのクラスター管理者権限が必要です。
CLI を使用して Operator をインストールした場合、CLI を使用して Operator をアップグレードする必要もあります。OperatorHub を使用して Operator をインストールします (つまり、OpenShift Container Platform Web コンソールのプロジェクトの
の下に表示される)、OperatorHub を使用して Operator をアップグレードする必要もあります。これらのアップグレード方法の詳細については、以下を参照してください。 redeliveryDelayMultiplier
およびredeliveryCollisionAvoidanceFactor
属性が 7.8.x または 7.9.x デプロイメントのメインブローカー CR で設定されている場合、7.10.x にアップグレードした後、新しい Operator は CR を調整できません。両方の属性のデータ型が 7.10.x で float から string に変更されたため、調整は失敗します。この問題を回避するには、
spec.deploymentPlan.addressSettings.addressSetting
属性からredeliveryDelayMultiplier
およびredeliveryCollisionAvoidanceFactor
属性を削除します。次に、brokerProperties
属性の下に属性を設定します。以下に例を示します。spec: ... brokerProperties: - "addressSettings.#.redeliveryMultiplier=2.1" - "addressSettings.#.redeliveryCollisionAvoidanceFactor=1.2"
注記brokerProperties
属性で、削除したredeliveryDelayMultiplier
属性名の代わりにredeliveryMultiplier
属性名を使用します。