6.6. 動的検出の設定
接続の確立を試みる際に、AMQ Core Protocol JMS を設定してブローカーのリストを検出できます。
クライアント上で JNDI を使用して JMS 接続ファクトリーインスタンスを検索する場合は、これらのパラメーターを JNDI コンテキスト環境で指定できます。通常、パラメーターは jndi.properties
という名前のファイルで定義されます。接続ファクトリーの URI のホストおよび部分は、ブローカーの broker.xml
設定ファイル内の対応する broadcast-group
の group-address
と group-port
と一致する必要があります。以下は、ブローカーの検出グループに接続するように設定されている jndi.properties
ファイルの例です。
java.naming.factory.initial = ActiveMQInitialContextFactory connectionFactory.myConnectionFactory=udp://231.7.7.7:9876
接続ファクトリーがクライアントアプリケーションによって JNDI からダウンロードされ、JMS 接続が作成される場合、これらの接続は、ブローカーの検出グループ設定に指定されたマルチキャストアドレスでリッスンすることで、ディスカバリーグループが維持するサーバーのリスト全体で負荷分散されます。
JNDI を使用する代わりに、JMS 接続ファクトリーの作成時に、ディスカバリーグループパラメーターを直接 Java コードに指定できます。以下のコードは、その方法の例になります。
final String groupAddress = "231.7.7.7"; final int groupPort = 9876; DiscoveryGroupConfiguration discoveryGroupConfiguration = new DiscoveryGroupConfiguration(); UDPBroadcastEndpointFactory udpBroadcastEndpointFactory = new UDPBroadcastEndpointFactory(); udpBroadcastEndpointFactory.setGroupAddress(groupAddress).setGroupPort(groupPort); discoveryGroupConfiguration.setBroadcastEndpointFactory(udpBroadcastEndpointFactory); ConnectionFactory jmsConnectionFactory = ActiveMQJMSClient.createConnectionFactoryWithHA (discoveryGroupConfiguration, JMSFactoryType.CF); Connection jmsConnection1 = jmsConnectionFactory.createConnection(); Connection jmsConnection2 = jmsConnectionFactory.createConnection();
setter メソッド setRefreshTimeout()
を使用して、更新タイムアウトを DiscoveryGroupConfiguration
に直接設定できます。デフォルト値は 10000 ミリ秒です。
最初の使用時では、接続ファクトリーは、最初の接続を作成する前に、作成してからこの期間待機します。デフォルトの待機時間は 10000 ミリ秒ですが、新しい値を DiscoveryGroupConfiguration.setDis.coveryInitialWaitTimeout()
に渡すことで変更できます。