第7章 既存のコンテンツの移行
以下のセクションで、awx-manage コマンドを使用して、Red Hat Ansible Automation Platform 2.0 および自動化コントローラー 4.0 にアップグレードした後に、移行プロセスの追加手順を支援する方法を説明します。また、Ansible のバージョン間での移行についても確認してください。
7.1. 仮想環境を自動化実行環境に移行 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Ansible Automation Platform 2.0 および自動化コントローラー 4.0 にアップグレードしたら、移行プロセスの追加手順について、以下のセクションを使用します。
7.1.1. カスタムの仮想環境の構築 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
awx-manage コマンドを使用して、自動化コントローラーインスタンスの仮想環境をリスト表示できます。
手順
自動コントローラーインスタンスに SSH 接続して実行します。
awx-manage list_custom_venvs
$ awx-manage list_custom_venvsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
検出された仮想環境のリストが表示されます。
7.1.2. カスタムの仮想環境に関連付けられたオブジェクトの表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
awx-manage コマンドを使用して、カスタムの仮想環境に関連付けられた組織、ジョブ、およびインベントリーソースを表示します。
手順
自動コントローラーインスタンスに SSH 接続して実行します。
awx-manage custom_venv_associations /path/to/venv
$ awx-manage custom_venv_associations /path/to/venvCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
関連付けられたオブジェクトのリストが表示されます。
7.1.3. エクスポートするカスタムの仮想環境の選択 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
awx-manage export_custom_venv コマンドを使用して、エクスポートするカスタムの仮想環境を選択します。
手順
自動コントローラーインスタンスに SSH 接続して実行します。
awx-manage export_custom_venv /path/to/venv
$ awx-manage export_custom_venv /path/to/venvCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
このコマンドにより、指定した仮想環境に含まれる pip freeze が表示されます。この情報は、Ansible Builder の requirements.txt ファイルにコピーして、新しい自動化実行環境イメージを作成するのに使用できます。
awx-manage list_custom_venvs を実行して出力を減らしたときに -q フラグを渡します。