第2章 Red Hat Ansible Automation Platform 2.3


このリリースには、Red Hat Ansible Automation Platform に実装された多くの機能強化、追加、および修正が含まれています。

2.1. Ansible Automation Platform 2.3

Red Hat Ansible Automation Platform は、エンタープライズアプリケーションのインフラストラクチャーライフサイクルを管理する自動化ワークロードの開発および操作を単純化します。これは、操作、ネットワーク、セキュリティー、および開発を含む複数の IT ドメイン全体で機能します。また、異なるハイブリッド環境全体でも機能します。採用、使用、理解が簡単な Red Hat Ansible Automation Platform は、自動化におけるどの過程においても、企業全体の自動化を迅速に実装するために必要なツールを提供します。

2.1.1. 機能強化

  • 起動時に UI が適切に入力されない競合状態を修正しました。
  • Puppet 管理ファイルが設定スクリプトで適切に処理されない問題を修正しました。
  • setup.sh のすべての実行時に自己署名証明書が再作成される問題を修正しました。
  • Hub からのみプルされる実行環境イメージのオプションを追加しました。
  • DNF が gpg 鍵をリモートで取得しようとすると、バンドルインストーラーが失敗する問題を修正しました。
  • pulp_installer を 3.20.5 以降にアップグレードしました。
  • フィルターおよびテストプラグインを簡単にドキュメント化できるようにサイドカードキュメントを実装し、ドキュメントに .py ファイルを必要とせずに、python 以外のモジュールのドキュメントも実装しました。
  • ターミナルへの情報の表示の信頼性を向上させるために、ディスプレイクラスから stdout および stderr のディスプレイを、メインプロセスでのディスパッチ用のキューを介してプロキシーに移行しました。
  • ハンドラーの実行のような設定不可能な線形を使用する代わりに、ハンドラーが設定された戦略内で動作するように、ハンドラー処理を設定された戦略に移動しました。
  • コードの複雑さとメタクラスの使用を軽減するために、Python データ記述子として機能するように内部 FieldAttribute クラスを更新しました。
  • Ansible Automation Platform 2.2 へのアップグレード時に ansible-runner がハイブリッドノードから適切に削除されなかった問題を修正しました。

2.1.2. テクノロジープレビュー機能

このリリースの一部の機能は現在、テクノロジープレビューに分類されています。テクノロジープレビュー機能では、近々発表予定の製品機能をリリースに先駆けて提供します。これにより、お客様は機能性をテストし、開発プロセス中にフィードバックを提供することができます。Red Hat は実稼働環境でテクノロジープレビュー機能を使用することを推奨しておらず、Red Hat SLA はテクノロジープレビュー機能をサポートしていないことに注意してください。

テクノロジープレビュー機能は以下のとおりです。

  • Ansible Automation Platform を Azure でマネージドサービスとして実行するときに、外部実行ノードを使用する機能が追加されました。
  • Openshift で Ansible Automation Platform Operator を実行するときに、外部実行ノードを使用する機能が追加されました。

その他の重要な開発者ツールの更新には、以下が含まれます。

  • ansible-core CLI の起動に新しいプリフライトチェックを追加して、表示とテキストエンコーディングの処理に関する仮定を適用しました。
  • ansible-core CLI とターゲットノードの実行に Python 3.11 の公式サポートが追加されました。
  • ansible-core CLI およびコントローラー側コードの Python 3.8 サポートを削除しました。
  • コンテンツパイプラインの lint プロファイルサポートが追加されました。

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