16.2. 接続セキュリティー
Automation Controller を使用すると、内部サービス、外部アクセス、および管理対象ノードへの接続が可能になります。
次のユーザーに対しては「ローカル」のユーザーアクセス権が必要です。
- postgres
- awx
- redis
- receptor
- nginx
16.2.1. 内部サービス
Automation Controller は、内部操作の一環として次のサービスに接続します。
- PostgreSQL データベース
- PostgreSQL データベースへの接続は、ローカルホスト経由またはリモート (外部データベース経由) で、TCP を介したパスワード認証によって行われます。この接続では、インストーラーサポートによってネイティブに設定されている PostgreSQL の組み込み SSL/TLS サポートを使用できます。SSL/TLS プロトコルは、デフォルトの OpenSSL 設定によって設定されます。
- Redis キーまたは値のストア
- Redis への接続は、ローカルの UNIX ソケットを介して行われ、awx サービスユーザーに制限されます。
16.2.2. 外部アクセス
Automation Controller は、Nginx が提供する標準ポート上の標準 HTTP/HTTPS を介してアクセスされます。自己署名証明書またはキーはデフォルトでインストールされますが、ローカルで適切な証明書とキーを指定できます。SSL/TLS アルゴリズムのサポートは、/etc/nginx/nginx.conf
設定ファイルで設定されます。デフォルトでは "intermediate" プロファイルが使用されますが、これは設定可能です。更新するたびに変更を再適用する必要があります。
16.2.3. 管理対象ノード
Automation Controller は、自動化の一環として管理対象マシンおよびサービスに接続します。管理対象マシンへの接続はすべて、SSH、WinRM、SSL/TLS など、標準のセキュアなメカニズムによって行われます。各メカニズムは、対象となる機能のシステム設定 (システム OpenSSL 設定など) から設定を継承します。