第8章 Automation Content Navigator によるコンテンツの実行


これで、自動化実行環境が構築されました。Automation Content Navigator を使用して、Automation Controller が実行するのと同じ方法でコンテンツが実行することを検証できます。

8.1. Automation content navigator を使用した Ansible Playbook の実行

コンテンツ作成者は、Automation content navigator を使用して Ansible Playbook を実行し、各プレイとタスクの結果をインタラクティブに調べて、Playbook を検証またはトラブルシューティングできます。また、実行環境内で Ansible Playbook を実行すれば、実行環境がなくても、問題を比較してトラブルシューティングできます。

8.1.1. Automation content navigator からの Playbook の実行

Automation contents navigator のテキストベースのユーザーインターフェイスで Ansible Playbook を実行して、タスクの実行を追跡し、各タスクの結果を詳しく調べることができます。

前提条件

  • Playbook
  • localhost または inventory プラグインを使用しない場合は有効なインベントリーファイル。

手順

  1. Automation content navigator を起動します。

    $ ansible-navigator
  2. Playbook を実行します。

    $ :run
  3. オプション: ansible-navigator run simple-playbook.yml -i inventory.yml を入力して Playbook を実行します。
  4. インベントリーおよびその他のコマンドラインパラメーターを確認または追加します。

    INVENTORY OR PLAYBOOK NOT FOUND, PLEASE CONFIRM THE FOLLOWING
    ─────────────────────────────────────────────────────────────────────────
       Path to playbook: /home/ansible-navigator_demo/simple_playbook.yml
       Inventory source: /home/ansible-navigator-demo/inventory.yml
      Additional command line parameters: Please provide a value (optional)
    ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────
                                                               Submit Cancel
  5. Tab キーを押して Submit に移動し、Enter キーを押します。実行中のタスクが表示されるはずです。

    Playbook タスクの実行
  6. プレイ結果を確認するプレイの横に番号を入力します。9 を超える数字の場合は :<number> と入力します。

    タスクリスト

    Automation content navigator で色を有効にしている場合は、失敗したタスクが赤で表示されることに注意してください。

  7. タスクの結果を確認するタスクの横に番号を入力します。9 を超える番号の場合は :<number> と入力します。

    失敗したタスクの結果
  8. オプション::doc と入力し、トラブルシューティングを支援するタスクで使用されるモジュールまたはプラグインのドキュメントを起動します。

    ANSIBLE.BUILTIN.PACKAGE_FACTS (MODULE)
      0│---
      1│doc:
      2│  author:
      3│  - Matthew Jones (@matburt)
      4│  - Brian Coca (@bcoca)
      5│  - Adam Miller (@maxamillion)
      6│  collection: ansible.builtin
      7│  description:
      8│  - Return information about installed packages as facts.
    <... output omitted ...>
     11│  module: package_facts
     12│  notes:
     13│  - Supports C(check_mode).
     14│  options:
     15│    manager:
     16│      choices:
     17│      - auto
     18│      - rpm
     19│      - apt
     20│      - portage
     21│      - pkg
     22│      - pacman
    
    <... output truncated ...>

8.1.2. Automation content navigator アーティファクトファイルを使用した Playbook の結果の確認

Automation content navigator は、JSON アーティファクトファイルに Playbook 実行の結果を保存します。このファイルを使用して、Playbook の結果を他の人と共有したり、セキュリティーやコンプライアンスの理由で保存したり、後で確認してトラブルシューティングしたりできます。Playbook の実行を確認するには、アーティファクトファイルのみが必要です。Playbook 自体またはインベントリーアクセスを使用する必要はありません。

前提条件

  • Playbook 実行からの Automation content navigator アーティファクトの JSON ファイル。

手順

  • アーティファクトファイルを使用して Automation content navigator を起動します。

    $ ansible-navigator replay simple_playbook_artifact.json
    1. Playbook の実行時に一致する Playbook の結果を確認します。

      Playbook の結果

これで、Playbook を実行した後と同じように、プレイとタスクの横に番号を入力して、それぞれに移動して結果を確認できるようになりました。

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