第4章 Red Hat Ansible Automation Platform のプロキシーサポートの設定


プロキシーを使用してトラフィックと通信できるように、Red Hat Ansible Automation Platform を設定できます。プロキシーサーバーは、リソースを別のサーバーから求めているクライアントが出した要求を仲介するロールを果たします。クライアントは、プロキシーサーバーに接続して、別のサーバーからサービスや利用可能なリソースを要求します。そして、このプロキシーサーバーは複雑な内容を簡素化して制御する方法の 1 つとして、その要求を評価します。次のセクションでは、サポート対象のプロキシー設定とその設定方法を説明します。

4.1. プロキシーサポートの有効化

プロキシーサーバーをサポートするために、Automation Controller は、Automation Controller 設定の REMOTE_HOST_HEADERS リスト変数を介してプロキシーされた要求 (Automation Controller の前にある ALB、NLB、HAProxy、Squid、Nginx、tinyproxy など) を処理します。デフォルトでは、REMOTE_HOST_HEADERS["REMOTE_ADDR", "REMOTE_HOST"] に設定されています。

プロキシーサーバーのサポートを有効にするには、Automation Controller の設定ページで REMOTE_HOST_HEADERS フィールドを編集します。

手順

  1. Automation Controller で、Settings に移動します。
  2. System オプションのリストから Miscellaneous System settings を選択します。
  3. REMOTE_HOST_HEADERS フィールドに、次の値を入力します。

    [
      "HTTP_X_FORWARDED_FOR",
      "REMOTE_ADDR",
      "REMOTE_HOST"
    ]

Automation Controller はリモートホストの IP アドレスを判断するために、最初の IP アドレスが特定されるまで、REMOTE_HOST_HEADERS のヘッダー一覧を検索します。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.