第3章 インストール後の手順
自動化を始めようとしている新しい Ansible Automation Platform ユーザーの方も、インストール済みの最新バージョンの Red Hat Ansible Automation Platform に以前の Ansible コンテンツを移行しようとしている既存の管理者の方も、次の手順を確認して、Ansible Automation Platform 2.4 の新機能を使い始めることをお勧めします。
3.1. データを Ansible Automation Platform 2.4 に移行する手順
プラットフォーム管理者が Ansible Automation Platform 2.4 へのアップグレードを行う場合は、完了する前にデータを新しいインスタンスに移行する追加の手順が必要になる場合があります。
Ansible Automation Platform 2.4 へのアップグレードを完了するには、データを移行する必要があります。データを新しいインスタンスに移行するには、追加の手順が必要です。
3.1.1. 従来の仮想環境 (venvs) から自動化実行環境への移行
Ansible Automation Platform 2.4 は、カスタム Python 仮想環境 (venvs) よりも、自動化実行環境 (Ansible 自動化の実行とスケーリングに必要なコンポーネントをパッケージ化するコンテナー化されたイメージ) を優先するようになっています。このコンポーネントには、ansible-core、Ansible Content Collections、Python の依存関係、Red Hat Enterprise Linux UBI 8、およびその他のパッケージの依存関係が含まれます。
venvs を実行環境に移行するには、awx-manage
コマンドを使用して元のインスタンスから venvs のリストを表示およびエクスポートしてから、ansible-builder
を使用して実行環境を作成する必要があります。
3.1.2. Ansible Builder を使用した Ansible Engine イメージの移行
Ansible Automation Platform 2.4 で使用するために以前の Ansible Engine イメージを移行するには、ansible-builder
ツールを使用して、自動化実行環境で使用するイメージ (カスタムプラグインと依存関係を含む) を再ビルドするプロセスを自動化します。
関連情報
- Ansible Builder を使用して実行環境を構築する方法の詳細は、実行環境の作成および消費 を参照してください。
3.1.3. Ansible Core 2.13 への移行
ansible-core 2.13 にアップグレードする場合は、Playbook とプラグイン、または Ansible インフラストラクチャーの他の部分を、最新バージョンの ansible-core でサポートされるように更新する必要があります。
関連情報
Ansible-core 2.13 との互換性を確保するために Ansible コンテンツを更新する手順については、 Ansible-core 2.13 Porting Guide を参照してください。