5.3. ユーザー
組織に関連付けられているユーザーは、組織の Users タブに表示されます。
標準ユーザーやシステム管理者などの他のユーザーを組織に追加できますが、まずそれらのユーザーを作成する必要があります。
Ansible Automation Platform はデフォルトの管理者ユーザーを自動的に作成し、そのユーザーがログインして組織用に Ansible Automation Platform をセットアップできるようにします。このユーザーを削除したり変更したりできません。
User リストを Username、First name、Last name、または Email で並べ替えたり検索したりできます。並べ替えの設定を切り替えるには、ヘッダーの矢印をクリックします。Users ページで、ユーザー名の横に User type および Email が表示されます。
5.3.1. Users リストビュー
Users ページには、インストールの既存のユーザーが表示されます。ここから、特定のユーザーを検索したり、ユーザーのリストをフィルタリングしたり、リストの並べ替え順序を変更したりできます。
アップグレードプロセス中にユーザーアカウントが Ansible Automation Platform 2.5 に移行された場合、そのアカウントも Users リストビューに表示されます。以前に Automation Controller 管理者または Automation Hub 管理者として指定されたユーザーには、User type 列に Normal というラベルが付けられます。アカウントを編集することで、これらのユーザーに管理者権限があるかどうかを確認できます。手順は、ユーザーの編集 を参照してください。
手順
-
ナビゲーションパネルから、
を選択します。 - Search バーに、検索するユーザーの適切なキーワードを入力し、矢印アイコンをクリックします。
- メニューバーから、Username、Email、First name、Last name、または Last login の矢印を使用して並べ替えの設定を切り替えることで、ユーザーのリストを並べ替えることができます。
- Users リストビューから Username を選択すると、ユーザーの詳細を表示できます。
5.3.2. ユーザーの作成
Ansible Automation Platform には 3 種類のユーザーがいます。
- 標準ユーザー
- 標準ユーザーには、適切なロールや権限が付与されているリソース (インベントリー、プロジェクト、およびジョブテンプレートなど) に限定される読み取りおよび書き込みアクセスがあります。他の User type が指定されていない場合、標準ユーザーがデフォルトのユーザータイプになります。
- Ansible Automation Platform 管理者
- 管理者 (スーパーユーザーとも呼ばれる) は、インストール全体に対する読み取りおよび書き込み権限をすべて持つ、完全なシステム管理権限を持っています。管理者は通常、日常業務のあらゆる側面を管理し、業務をさまざまなユーザーに委任します。
- Ansible Automation Platform Auditor
- Auditor は、環境内のすべてのオブジェクトに対して読み取り専用権限を持ちます。
手順
-
ナビゲーションパネルから、
を選択します。 - をクリックします。
- Create user ページのフィールドに新しいユーザーの詳細を入力します。アスタリスク (*) の付いたフィールドは必須です。
User type が指定されていない場合は、標準ユーザーがデフォルトになります。ユーザーを管理者または監査者として定義するには、User type チェックボックスを選択します。
注記自分のパスワードを変更する場合は、ログアウトして再度ログインし、変更を有効にします。
- このユーザーに割り当てる Organization を選択します。新しい組織の作成は、組織の作成 を参照してください。
- をクリックします。
ユーザーが正常に作成されると、User ダイアログが開きます。ここから、ユーザーのチーム、ロール、トークン、その他のメンバーシップの詳細を確認および変更できます。
新規作成されたユーザーでない場合、詳細画面にはそのユーザーの最後のログインアクティビティーが表示されます。
自分のユーザーでログインし、ユーザープロファイルの詳細を表示すると、Tokens タブを選択して、ユーザープロファイルからトークンを管理できます。詳細は、トークンの追加 を参照してください。
5.3.3. ユーザーの編集
ユーザーアカウントを作成した後で、そのプロパティーを変更できます。
アップグレードの場合、Automation Controller サービスまたは Automation Hub サービスからの既存のユーザーアカウントが存在する可能性があります。これらのユーザーアカウントを編集する場合、User type チェックボックスにより、アカウントに次のいずれかのサービスレベル管理者権限があるかどうかを判別できます。
- 自動化実行管理者
- 事前に定義された、自動化実行リソースのみに対して完全な読み取りおよび書き込み権限を持つ Automation Controller 管理者。
- 自動化決定管理者
- 事前に定義された、自動化決定リソースのみに対して完全な読み取りおよび書き込み権限を持つ Event-Driven Ansible 管理者。
- 自動化コンテンツ管理者
- 事前に定義された、自動化コンテンツリソースのみに対して完全な読み取りおよび書き込み権限を持つ自動化ハブ管理者。
プラットフォーム管理者は、各サービスの管理者権限を取り消すか割り当てることで、ユーザーを Ansible Automation Platform Administrator、Ansible Automation Platform Auditor、または通常のユーザーとして指定できます。すべてのサービスの管理者権限を割り当てると、ユーザーは自動的に Ansible Automation Platform Administrator として指定されます。ユーザータイプの詳細は、ユーザーの作成 を参照してください。
ユーザーにサービスレベルの監査者権限があるかどうかを確認するには、API を参照する必要があります。
以前に Automation Controller 管理者または Automation Hub 管理者として指定されたユーザーには、Users list view の User type 列に Normal というラベルが付けられます。これらのユーザーに管理者権限があるかどうかは、Edit Users ページで確認できます。
手順
-
ナビゲーションパネルから、
を選択します。 - 変更するユーザーのチェックボックスをオンにします。
- 鉛筆 アイコンをクリックし、Edit user を選択します。
ユーザーの Edit ページが表示されます。このページで、Password、Email、User type、Organization などのユーザーの詳細を変更できます。
注記アップグレードプロセス中にユーザーアカウントが Ansible Automation Platform 2.5 に移行され、そのユーザーアカウントが各サービスに対する管理者権限を持っている場合、追加の User type チェックボックスが表示されます。このチェックボックスを使用して、個々の権限を取り消したり追加したり、ユーザーをプラットフォーム管理者、システム監査者、通常のユーザーとして指定したりできます。
- 変更が完了したら、Save user をクリックします。
5.3.4. ユーザーの削除
ユーザーを削除するには、標準ユーザーまたはシステム管理者の権限が必要です。ユーザーアカウントを削除すると、そのユーザーの名前とメールアドレスが Ansible Automation Platform から完全に削除されます。
手順
-
ナビゲーションパネルから、
を選択します。 - 削除するユーザーのチェックボックスを選択します。
削除したいユーザーの横にある ⋮ アイコンをクリックし、Delete user を選択します。
注記削除する各ユーザーの横にあるチェックボックスをオンにし、More actions ⋮ リストから Delete users をクリックすると、複数のユーザーを削除できます。
5.3.5. ユーザーへのロールの追加
ユーザーにロールを割り当てることで、ユーザーに認証情報の使用、読み取り、または書き込みのアクセス権を付与できます。
ロールを追加しても、ユーザーを組織に割り当てることはできません。詳細な手順は、組織へのユーザーの追加 に記載されている手順を参照してください。
手順
-
ナビゲーションパネルから、
を選択します。 - Users リストビューから、ロールを追加するユーザーをクリックします。
- このユーザーに割り当てられているロールのセットを表示するには、Roles タブを選択します。これらは、リソースの読み取り、変更、管理の機能を提供します。
新しいロールを追加するには、
をクリックします。注記複数の Ansible Automation Platform コンポーネントがインストールされている場合は、各コンポーネントに関連付けられたロールの選択肢が Roles メニューバーに表示されます。たとえば、Automation Execution for automation controller ロールや Automation Decisions for Event-Driven Ansible ロールなどです。
- リソースタイプを選択し、 をクリックします。
- 新しいロールを受け取るリソースを選択し、 をクリックします。
- リソースに適用するロールを選択し、 をクリックします。
設定を確認して、
をクリックします。ロールの割り当てが正常に適用されたかどうかを示す Add roles ダイアログが表示されます。
をクリックしてダイアログを閉じます。
5.3.6. ユーザーからのロールの削除
リソースの横にある - アイコンを選択すると、ユーザーからロールを削除できます。これにより確認ダイアログが起動し、削除を確定するように求められます。
手順
-
ナビゲーションパネルから、
を選択します。 - ロールを削除するユーザー名を選択します。
Roles タブを選択します。
注記複数の Ansible Automation Platform コンポーネントがインストールされている場合は、各コンポーネントに関連付けられたロールの選択肢が Roles メニューバーに表示されます。たとえば、Automation Execution for automation controller ロールや Automation Decisions for Event-Driven Ansible ロールなどです。
- 削除する各リソースの横にあるチェックボックスをオンにし、メニューバーの More actions ⋮ リストから Remove selected roles をクリックします。
- 選択したロールの削除を確認するにはチェックボックスを選択し、 をクリックします。