1.2. コントロールプレーンおよび実行プレーン


自動化メッシュでは、ユニークなノードタイプを使用して コントロール プレーンと 実行 プレーンの両方を作成します。自動化メッシュトポロジーを設計する前に、コントロールプレーンおよび実行プレーン、ならびにそのノードタイプの詳細を確認してください。

1.2.1. コントロールプレーン

コントロールプレーン は、ハイブリッドノードおよびコントロールノードで構成されます。コントロールプレーンのインスタンスは、プロジェクト更新や管理ジョブに加えて、Web サーバーやタスクディスパッチャーなどの永続的な自動化コントローラーサービスを実行します。

  • ハイブリッドノード: これはコントロールプレーンノードのデフォルトのノードタイプです。これは、プロジェクト更新、管理ジョブ、ansible-runner タスク操作などの自動化コントローラーランタイム機能に対応します。ハイブリッドノードは、自動化の実行にも使用されます。
  • コントロールノード: コントロールノードは、プロジェクトおよびインベントリーの更新およびシステムジョブを実行しますが、通常のジョブは実行しません。これらのノードでは実行機能は無効になります。

1.2.2. 実行プレーン

実行プレーン は、コントロールプレーンの代わりに自動化を実行し制御機能を持たない実行ノードで構成されます。ホップノードは、通信に対応します。実行プレーン のノードは、地理的にコントロールプレーンから離れた、レイテンシーの高いユーザー空間のジョブのみを実行します。

  • 実行ノード - 実行ノードは、podman 分離により ansible-runner でジョブを実行します。このノードタイプは分離されたノードに似ています。これは、実行プレーンノードのデフォルトのノードタイプです。
  • ホップノード - ジャンプホストと同様に、ホップノードはトラフィックを他の実行ノードにルーティングします。ホップノードは自動化を実行できません。

1.2.3. ピア

ピアの関係はノード間の接続を定義します。[automationcontroller] グループおよび [execution_nodes] グループ内にピアを定義するか、[automationcontroller:vars] または [execution_nodes:vars] グループを使用します。

1.2.4. 自動化メッシュノードタイプの定義

このセクションの例は、インベントリーファイルでホストのノードタイプを設定する方法を示しています。

コントロールプレーンまたは実行プレーンインベントリーグループ内の単一ノードの node_type を設定できます。ノードのグループ全体のノードタイプを定義するには、グループの vars スタンザで node_type を設定します。

  • コントロールプレーン [automationcontroller] グループの node_type に許可される値は、hybrid (デフォルト) と control です。
  • [execution_nodes] グループの node_type に許可される値は、execution (デフォルト) と hop です。

ハイブリッドノード

次のインベントリーは、コントロールプレーンの単一のハイブリッドノードで構成されています。

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[automationcontroller]
control-plane-1.example.com

コントロールノード

次のインベントリーは、コントロールプレーンの単一のコントロールノードで構成されています。

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[automationcontroller]
control-plane-1.example.com node_type=control

コントロールプレーンノードの vars スタンザで node_typecontrol に設定すると、コントロールプレーン内のすべてのノードがコントロールノードになります。

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[automationcontroller]
control-plane-1.example.com

[automationcontroller:vars]
node_type=control

実行ノード

次のスタンザは、実行プレーンで単一の実行ノードを定義します。

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[execution_nodes]
execution-plane-1.example.com

ホップノード

次のスタンザは、実行プレーン内の単一のホップノードと実行ノードを定義します。node_type 変数は、個々のノードごとに設定されます。

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[execution_nodes]
execution-plane-1.example.com node_type=hop
execution-plane-2.example.com

node_type をグループレベルで設定する場合は、実行ノードとホップノードに個別のグループを作成する必要があります。

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[execution_nodes]
execution-plane-1.example.com
execution-plane-2.example.com

[execution_group]
execution-plane-2.example.com

[execution_group:vars]
node_type=execution

[hop_group]
execution-plane-1.example.com

[hop_group:vars]
node_type=hop

ピア接続

peers= ホスト変数を使用して、ノード間の接続を作成します。以下の例では、control-plane-1.example.comexecution-node-1.example.com に、execution-node-1.example.comexecution-node-2.example.com に、それぞれ接続します。

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[automationcontroller]
control-plane-1.example.com peers=execution-node-1.example.com

[automationcontroller:vars]
node_type=control

[execution_nodes]
execution-node-1.example.com peers=execution-node-2.example.com
execution-node-2.example.com

関連情報

  • メッシュノードの実装方法の例は、このガイドの自動化メッシュトポロジーの例を参照してください。
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