3.4. Automation Controller のパフォーマンスのトラブルシューティング


要求のタイムアウト (504 または 503 エラー) が多く発生するか、一般に API レイテンシーが増大します。UI では、クライアントはログインに時間がかかり、ページがロードされるまでの待機時間が長くなります。どのシステムが原因であると考えられますか?

  • これらの問題がログイン時にのみ発生し、外部認証を使用する場合は、外部認証プロバイダーのインテグレーションに問題がある可能性があるため、Red Hat サポートにお問い合わせください。
  • タイムアウトや API レイテンシーの増大に関するその他の問題は、Web サーバーのチューニング を参照してください。

ジョブ出力がロードされるまでの待機時間が長くなります。

  • ジョブ出力は、ansible-playbook を実際に実行する実行ノードから、関連するコントロールノードにストリーミングされます。次に、コールバックレシーバーがこのデータをシリアライズし、データベースに書き込みます。確認およびチューニングする関連設定は、ジョブイベント処理を管理するための設定 および Automation Controller の PostgreSQL データベースの設定およびメンテナンス を参照してください。
  • 一般に、この症状を解決するには、コントロールノードの CPU とメモリーの使用状況を確認することが重要です。CPU またはメモリーの使用率が非常に高い場合は、より多くの仮想マシンをコントロールノードとしてデプロイし、コントロールプレーンを水平スケーリングすることで作業をさらに分散させるか、コントロールノードが一度に管理するジョブの数を変更します。詳細は、コントロールノードと実行ノードの容量設定 を参照してください。
  • プラットフォームにプルされていない実行環境を使用する初期ジョブ実行では、ジョブ出力遅延が発生する可能性があります。ジョブの実行が完了すると出力が表示されます。

Automation Controller が同時に実行できるジョブの数を増やすにはどうすればよいですか?

  • ジョブが “保留” 状態のままになる要因は次のとおりです。

    • “依存関係” が完了するのを待機している: これには、“起動時の更新” 動作が有効になっている場合のプロジェクトの更新とインベントリーの更新が含まれます。
    • ジョブテンプレートの "allow_simultaneous" 設定: 同じジョブテンプレートの複数のジョブが “pending” 状態の場合は、ジョブテンプレートの "allow_simultaneous" 設定 (UI の "Concurrent Jobs" チェックボックス) を確認します。これが有効になっていない場合、ジョブテンプレートのジョブは一度に 1 つしか実行できません。
    • ジョブテンプレートの “forks” 値: デフォルト値は 5 です。ジョブの実行に必要な容量は、おおよそフォーク値と等しくなります (多少のオーバーヘッドは考慮されます)。フォーク値を非常に大きな数に設定すると、それを実行できるノードが制限されます。
    • 制御容量または実行容量の不足: /api/v2/metrics で利用可能なアプリケーションメトリクスの “awx_instance_remaining_capacity” メトリクスを確認します。メトリクスを確認する方法の詳細は、Automation Controller アプリケーションを監視するためのメトリクス を参照してください。必要な数のジョブを処理するようにデプロイメントを計画する方法は、Automation Controller をデプロイするための容量のプランニング を参照してください。

ローカルマシンよりも Automation Controller の方がジョブの実行に時間がかかります。

  • オーバーヘッドは多少増大すると想定されています。これは、Automation Controller が別のノードにジョブをディスパッチしている場合があるためです。この場合、Automation Controller はコンテナーを起動し、そこで ansible-playbook を実行し、すべての出力をシリアライズしてデータベースに書き込みます。
  • 起動時のプロジェクト更新と、起動時のインベントリー更新の動作により、ジョブの開始時に遅延が増大する可能性があります。
  • プロジェクトはコントロールノードで更新されて実行ノードに転送されるため、プロジェクトのサイズがジョブの開始にかかる時間に影響する可能性があります。内部クラスタールーティングは、ネットワークのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。詳細は、内部クラスタールーティング を参照してください。
  • コンテナーのプル設定は、ジョブの開始時間に影響を与える可能性があります。実行環境は、ジョブの実行に使用するコンテナーです。コンテナーのプル設定は、“Always”、“Never”、または “If not present” に設定できます。コンテナーが常にプルされている場合、遅延が発生する可能性があります。
  • すべてのクラスターノード (実行ノード、コントロールノード、データベースノードを含む) が、最小要件の IOPS を満たすストレージを備えたインスタンスにデプロイされていることを確認してください。これは、Automation Controller が Ansible を実行してイベントデータをキャッシュする方法では、大量のディスク I/O が生じるためです。詳細は、システム要件 を参照してください。

データベースストレージが増加し続けます。

  • Automation Controller には、“Cleanup Job Details” というタイトルの管理ジョブがあります。デフォルトでは、120 日分のデータを保持し、週に 1 回実行するように設定されています。データベース内のデータ量を減らすために、保持期間を短縮できます。詳細は、以前のアクティビティーストリームデータの削除 を参照してください。
  • クリーンアップジョブを実行すると、データベース内のデータが削除されます。ただし、データベースはいずれかの時点で、ストレージを解放するバキューム操作を実行する必要があります。データベースのバキューム処理の詳細は、Automation Controller の PostgreSQL データベースの設定およびメンテナンス を参照してください。
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