3.8. 決定環境の構築と使用
Event-Driven Ansible には、サンプルソース、イベントフィルター、ルールブックを含む ansible.eda コレクションが含まれています。すべてのコレクション、Ansible ルールブック、およびそれらの依存関係は、決定環境を使用します。決定環境は、Podman または Kubernetes で実行できるイメージです。
決定環境では、ソース (通常は Python コード) は ansible-collections を通じて配布されます。外部イベントは、ルールブックに挿入されて処理されます。ルールブックは次の内容で構成されます。
- Python インタープリター
- Drools ルールエンジン用の Java ランタイム環境
- ansible-rulebook Python パッケージ
- ansible.eda コレクション
ベースとなる決定環境を使用し、追加のコレクションとコレクションの依存関係を使用することで、独自にカスタマイズした決定環境を構築できます。Dockerfile を使用して決定環境を構築することも、必要に応じて CA 証明書をイメージにデプロイすることもできます。
3.8.1. 新しい決定環境の設定
次の手順では、決定環境をプラットフォームにインポートする方法について説明します。
前提条件
- 必要な認証情報をすべて設定した。詳細は、「自動化決定の使用」ガイドの 認証情報の設定 セクションを参照してください。
-
決定環境イメージをイメージリポジトリーにプッシュしたか、registry.redhat.io で提供されている
de-supported
イメージを使用することを選択した。
手順
-
に移動します。 - をクリックします。
以下の設定を入力します。
- 名前
- 名前を入力します。
- Description
- このフィールドは任意です。
- Image
- これは、コンテナーレジストリー、イメージ名、およびバージョンタグを含む完全なイメージの場所です。
- Credential
- このフィールドは任意です。これは、決定環境イメージを使用するために必要なトークンです。
- を選択します。
これで決定環境が作成され、Decision Environments ページで管理できるようになります。
新しい決定環境を保存すると、決定環境の詳細ページが表示されます。そのページまたは Decision Environments リストビューから、決定環境を編集または削除できます。