2.4. Event-Driven Ansible の機能 (自動化決定)
Ansible Automation Platform 2.5 では、Event-Driven Ansible の機能が次の機能によって強化されました。
新しい Ansible Automation Platform UI を通じて、エンタープライズシングルサインオンとロールベースのアクセス制御を利用できます。これにより、次のように認証の一本化とすべての機能コンポーネントへのアクセスが可能になります。
- 自動化実行 (Automation Controller)
- 自動化決定 (Event-Driven Ansible)
- 自動化コンテンツ (Automation Hub)
- Automation Analytics
- アクセス管理
- Red Hat Ansible Lightspeed
- 簡易イベントルーティング機能により、イベントストリームが導入されます。イベントストリームは、ソースをルールブックに接続する簡単な方法です。この新しい機能を使用すると、1 つのエンドポイントを作成してイベントソースからアラートを受信し、複数のルールブックでイベントを使用できます。これにより、ルールブックアクティベーションの設定が簡素化され、メンテナンスの必要性が減り、外部トラフィックに対して追加のポートを開く必要がなくなるため、リスクが軽減されます。
- Ansible Automation Platform 2.5 の Event-Driven Ansible では、水平スケーラビリティーがサポートされるようになり、Event-Driven Ansible Controller の高可用性デプロイメントが可能になりました。これらの機能により、複数の Event-Driven Ansible ノードをインストールできるため、可用性の高いデプロイメントを作成できます。
- プラットフォーム全体での新しい Red Hat Ansible Automation Platform 認証情報タイプへの移行に伴い、ルールブックアクティベーションを有効にして Automation Controller でジョブを呼び出すための従来のコントローラートークンが置き換えられます。
- Event-Driven Ansible に、ルールブックアクティベーションに追加できる認証情報を管理する機能が追加されました。この認証情報は、ルールブックでイベントソースを認証するために使用できます。さらに、ルールブックアクティベーションに vault 認証情報をアタッチして、vault 変数をルールブックで使用できるようになりました。暗号化された認証情報と vault 変数により、企業は自社の環境内で Event-Driven Ansible をセキュアに使用できるようになります。
- ansible.eda コレクションに新しいモジュールが追加され、ユーザーが Ansible Playbook を使用して Event-Driven Ansible Controller の設定を自動化できるようになりました。