第2章 システム要件


この情報を使用して、Red Hat Ansible Automation Platform のインストールを計画し、ユースケースに適した自動化メッシュトポロジーを設計します。

前提条件

  • sudo コマンドまたは権限昇格により、root アクセスを取得できる。権限昇格の詳細は、Understanding privilege escalation を参照してください。
  • root から、AWX、PostgreSQL、Event-Driven Ansible、Pulp などのユーザーへ権限を降格できる。
  • すべてのノードで NTP クライアントを設定している。

2.1. Red Hat Ansible Automation Platform のシステム要件

お使いのシステムは、Red Hat Ansible Automation Platform をインストールして実行するために、以下の最小システム要件を満たしている必要があります。耐久性の高いデプロイメントを実現するには、最低 16 ギガバイト (GB) の RAM と 4 つの仮想 CPU (vCPU) を備えた 10 台の仮想マシンが必要です。トポロジーオプションの詳細は、テスト済みのデプロイメントモデル を参照してください。

表2.1 ベースシステム
説明注記

Subscription

有効な Red Hat Ansible Automation Platform サブスクリプション

 

オペレーティングシステム

  • Red Hat Enterprise Linux 8.8 または Red Hat Enterprise Linux 8 のマイナーバージョン以降
  • Red Hat Enterprise Linux 9.2 またはそれ以降の Red Hat Enterprise Linux 9 のマイナーバージョン

Red Hat Ansible Automation Platform は OpenShift でもサポートされています。詳細は、OpenShift Container Platform へのインストール を参照してください。

CPU アーキテクチャー

x86_64、AArch64、s390x (IBM Z)、ppc64le (IBM Power)

 

Ansible-core

Ansible-core バージョン 2.16 以降

Ansible Automation Platform は、プラットフォームのインストールには、システム全体の ansible-core パッケージを使用しますが、コントロールプレーンと組み込み実行環境には、ansible-core 2.16 を使用します。

ブラウザー

現在サポートされている Mozilla Firefox または Google Chrome のバージョン。

 

データベース

PostgreSQL 15

Red Hat Ansible Automation Platform 2.5 では、外部の (お客様がサポートする) データベースが ICU をサポートしている必要があります。

表2.2 仮想マシンの要件
コンポーネントRAMVCPUディスク IOPSストレージ

プラットフォームゲートウェイ

16 GB

4

3000

最低 60 GB

コントロールノード

16 GB

4

3000

最低 80 GB。/var/lib/awx で少なくとも 20 GB が使用可能

実行ノード

16 GB

4

3000

最低 60 GB

ホップノード

16 GB

4

3000

最低 60 GB

Automation Hub

16 GB

4

3000

最低 60 GB。少なくとも 40 GB を /var/lib/pulp に割り当てる

データベース

16 GB

4

3000

/var/lib/pgsql に最低 100 GB 割り当て

Event-Driven Ansible Controller

16 GB

4

3000

最低 60 GB

注記

これらは最小要件であり、大規模なワークロードの場合は 2 倍ずつ増やすことができます (たとえば、16 GB は 32 GB に、4 つの仮想 CPU は 8 つの仮想 CPU に増やします)。詳細は、水平スケーリングガイドを参照してください。

リポジトリーの要件

Red Hat Ansible Automation Platform をインストールする場合にのみ、以下のリポジトリーを有効にします。

  • RHEL BaseOS
  • RHEL AppStream
注記

上記のリポジトリー以外のリポジトリーを有効にすると、Red Hat Ansible Automation Platform のインストールが予期せず失敗する可能性があります。

プロジェクトの更新およびコレクションを使用するには、以下が必要です。

  • ネットワークポートおよびプロトコル (表 6.3. Automation Hub に記載のもの) を使用して正常に接続し、Automation Hub または Ansible Galaxy サーバーからコレクションをダウンロードできることを確認します。

Red Hat Ansible Automation Platform 要件に関する注意点

  • バンドルの Ansible Automation Platform インストールを実行する場合、インストール setup.sh スクリプトにより、バンドルから ansible-core (およびその依存関係) のインストールが試行されます。
  • Ansible-core を手動でインストールした場合、Ansible Automation Platform インストールの setup.sh スクリプトは、Ansible がインストールされていることを検出し、再インストールを試行しません。
注記

Ansible-core を使用する必要があります。これは dnf でインストールします。バージョン 2.5 以降には Ansible-core バージョン 2.16 が必要です。

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