2.4. Automation Hub のシステム要件
Automation Hub を使用すると、Red Hat Ansible および認定パートナーが提供する、認定された新しい自動化コンテンツを見つけて利用することができます。Ansible Automation Hub では、クラウド自動化、ネットワーク自動化、セキュリティー自動化などのユースケースのために Red Hat とパートナーによって開発された、サポート対象自動化コンテンツである Ansible コレクションを検出して管理できます。
Private Automation Hub
内部アドレスから Private Automation Hub をインストールし、外部アドレスしか記載されていない証明書を使用している場合は、インストールして証明書の問題がなくてもコンテナーレジストリーとして使用できなくなる可能性があります。
これを回避するには、automationhub_main_url
インベントリー変数を使用し、インストールインベントリーファイル内の Private Automation Hub ノードにリンクする値 (https://pah.example.com など) を指定します。
これにより、外部アドレスが /etc/pulp/settings.py
に追加されます。これは、外部アドレスのみを使用することを意味します。
インベントリーファイル変数の詳細は、インベントリーファイル変数 を参照してください。
2.4.1. 高可用性 Automation Hub の要件
高可用性 (HA) Automation Hub をデプロイする前に、環境に共有ストレージファイルシステムがインストールされていること、および該当する場合はネットワークストレージシステムが設定されていることを確認してください。
2.4.1.2. HA ハブデプロイメント用の firewalld のインストール
Automation Hub ノード自体にネットワークストレージを使用して HA Automation Hub をインストールする場合は、Ansible Automation Platform インストーラーを実行する前に、最初に firewalld
をインストールして、共有ストレージシステムで必要なポートを開く必要があります。
以下のコマンドを実行して firewalld
をインストールして設定します。
firewalld
デーモンをインストールします。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow dnf install firewalld
$ dnf install firewalld
以下のコマンドを使用して、<service> にネットワークストレージを追加します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow firewall-cmd --permanent --add-service=<service>
$ firewall-cmd --permanent --add-service=<service>
注記対応しているサービスの一覧は
$ firewall-cmd --get-services
コマンドを使用します。リロードして設定を適用します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow firewall-cmd --reload
$ firewall-cmd --reload