7.2. SSL/TLS の問題のトラブルシューティング
SSL/TLS に関する問題をトラブルシューティングするには、証明書チェーンを検証し、正しい証明書を使用し、信頼された認証局 (CA) が証明書に署名したことを確認します。
手順
サーバーが SSL/TLS 経由でアクセスできるかどうかを確認します。
次のコマンドを実行して、サーバーが SSL/TLS 経由でアクセス可能かどうかを確認し、完全な証明書チェーンを表示します。
true | openssl s_client -showcerts -connect <fqdn_or_ip>:<port>
# true | openssl s_client -showcerts -connect <fqdn_or_ip>:<port>
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<fqdn_or_ip>
と<port>
は、適切な値に置き換えます。
証明書の詳細を確認します。
次のコマンドを実行して証明書の詳細を表示します。
openssl x509 -in <path_to_certificate> -noout -text
# openssl x509 -in <path_to_certificate> -noout -text
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<path_to_certificate>
は、調査する証明書ファイルへのパスに置き換えます。コマンドの結果には次のような情報が表示されます。
- Subject - 証明書の発行先のエンティティー。
- Issuer - 証明書を発行した CA。
- Validity "Not Before" - 証明書が発行された日付。
- Validity "Not After" - 証明書の有効期限が切れる日付。
信頼された CA が証明書に署名したことを確認します。
次のコマンドを実行して、特定の証明書が有効であり、信頼された CA によって署名されていることを確認します。
openssl verify -CAfile <path_to_ca_public_certificate> <path_to_server_certificate_file_to_verify>
openssl verify -CAfile <path_to_ca_public_certificate> <path_to_server_certificate_file_to_verify>
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コマンドが
OK
を返す場合、証明書ファイルは有効であり、信頼された CA によって署名されています。