第5章 ロール
ロールとは、特定の Red Hat Ansible Automation Platform リソースに対する権限のグループです。これらの権限は、プロジェクト、インベントリー、認証情報、ジョブテンプレートなどのリソースの表示、変更、使用、実行、削除などのアクションを管理します。チームまたはユーザーにロールを割り当てると、プラットフォーム内で定義されたリソースを管理するためのアクセス権が付与されます。
ロールはリソースに対して定義され、リソースへのすべてのアクセスはロールを通じて処理されます。このように使用すると、ロールは再配布可能な単位となり、リソース間または他のユーザーと動作を共有できるようになります。
管理者は、デフォルトの定義済みロールを使用することも、組織のニーズに基づいてロールを作成することもできます。
5.1. ロールの表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
メニューから、各コンポーネントリソースに割り当てられたロールを表示できます。
ロールには、関連付けられている Ansible Automation Platform コンポーネントと機能のラベルが付けられます。これらのコンポーネントは、Ansible Automation Platform サービスおよびユーザーインターフェイスのサイドナビゲーション構造と一致します。コンポーネントラベルは次のように理解できます。
- Automation Execution は、Automation Controller を指します
- Automation Decisions は、Event-Driven Ansible を指します
- Automation Content は、Automation Hub を指します
組織レベルで作成されたロールは、Automation Controller (Automation Execution) と Event-Driven Ansible (Automation Decisions) からの権限をグループ化するため、複数のコンポーネントに関連付けることができます。組織ロールのみが複数のコンポーネントにまたがることができます。
Automation Content の同様のロールエンティティーは「システム」ロールであり、Automation Content 内の指定されたすべてのリソースタイプへのアクセス権を付与します。
手順
-
ナビゲーションパネルから、
を選択します。 - テーブルヘッダーから、Name、Description、Component、Resource Type、Role Creation の矢印を使用するか、Sort リストで並べ替えを選択して、ロールのリストの並べ替えができます。
- フィルターリストから Name、Editable、または Component を選択し、矢印をクリックすると、ロールのリストをフィルターできます。