第3章 Ansible Builder の使用
Ansible Builder は、さまざまな Ansible Collections で定義されたメタデータを使用するか、ユーザーが作成したメタデータを使用して自動化実行環境を構築するプロセスを自動化するコマンドラインツールです。
Automation Controller を使用して実行環境を作成する前に、実行環境を構築する必要があります。構築したら、リポジトリー (quay など) に実行環境をプッシュする必要があります。その後、Automation Controller を使用して UI で実行環境を作成するときに、そのリポジトリーを指定して、Ansible Automation Platform でジョブテンプレートなどで使用できるようにする必要があります。
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Ansible Builder を使用すると、カスタマイズ可能な自動化実行環境の定義ファイルを簡単に作成し、そのファイルで自動化実行環境に含めるコンテンツ (Ansible Core、Python、Collections、サードパーティーの Python 要件、システムレベルのパッケージなど) を指定できます。これにより、ジョブを実行するために必要な要件と依存関係をすべて満たすことができます。