第3章 機能拡張
Cryostat 2.3 には、Cryostat 2.2 の機能に基づいて構築された機能拡張が含まれています。
バックエンドチェックの実行時に無効化されたノードグループに対するユーザーアクション
Cryostat 2.3.1 以降、Cryostat Web コンソールの Topology ビューは、バックエンドチェックの進行中に、ターゲット JVM のグループに対するユーザーアクションを自動的に無効化します。これにより、ネットワークレイテンシーがバックエンドチェックの完了を遅らせるなどの場合に、ユーザーは Cryostat Web コンソールでアクションを実行できなくなります。
Settings ビュー
Cryostat 2.3 では、Settings ビューが更新されます。ビューの視覚表示がさまざまに強化され、追加の設定を行うことができます。更新には次の機能強化が含まれます。
- コンソールのダーク表示テーマとライト表示テーマを設定するオプション
- 設定オプションを一般や詳細などのカテゴリーにグループ化
- 言語設定と日付と時刻の形式を設定するオプション
自動分析レポート
Cryostat 2.3 では、自動分析 レポートが強化されています。機能強化には次の更新が含まれます。
- 自動分析 レポートをダッシュボード上にカードの形式で表示するための新しいユーザーインターフェイス。要件に応じて情報を表示およびフィルタリングできます。
- JFR レコーディングに対して拡張分析を実行し、追加のエラーカテゴリーをデータに組み込みます。
- 追加のエラー説明と、トラブルシューティングに役立つガイダンスが提供されます。
URL リンクをブックマークする機能
Cryostat 2.3 を使用すると、Cryostat インスタンスのさまざまなセクションやビューの直接 URL へのブックマークをブラウザーに作成できます。
複数のファイルのアップロード
Cryostat 2.3 では、Cryostat ユーザーインターフェイスの File upload アクションを使用して、複数のファイルを同時にアップロードできます。選択したファイルをアップロードするには、Upload クリックします。アップロードが完了したら、Submit をクリックします。
ターゲットアプリケーションの接続 URL の詳細情報
Cryostat 2.3 では、ターゲットアプリケーションの 接続 URL の形式が拡張され、Cryostat インスタンスが接続されているアプリケーションに関する詳細が提供されるようになりました。
以前は、Red Hat OpenShift 上で Cryostat を実行している場合、この接続 URL には IP アドレス情報とポート番号のみが表示されていました。今回の更新により、IP アドレス、アプリケーションが配置されていた namespace、およびポート番号が URL 形式に表示されるようになりました。