第1章 自動化ルールの概要
自動化ルールを使用すると、JFR を有効にして、実行中のターゲットアプリケーションを継続的に監視できます。アプリケーションの再起動または再デプロイは必要ありません。
継続的なモニタリングイベントテンプレートは Cryostat にあり、自動化ルールおよびテンプレートの作成に使用できます。継続的なモニタリングイベントテンプレートを使用すると、JFR を指定してアプリケーションを継続的に監視するためのダウンタイムを短縮できます。
ターゲットアプリケーションが Java Management Extensions (JMX) 接続を使用するように設定するか、エージェント HTTP API 接続を使用するように設定するかに関係なく、自動化ルールを定義できます。ターゲットアプリケーションの設定の詳細は、Java アプリケーションの設定 を参照してください。
次のガイドラインを考慮してください。
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ターゲット JVM がエージェント HTTP API 接続を使用する場合は、ターゲットアプリケーションの設定で
cryostat.agent.api.writes-enabledプロパティーをtrueに設定するようにしてください。そうしないと、Cryostat エージェントは、自動化ルールに基づいて JFR レコーディングの開始、停止、および削除を行うオンデマンドリクエストを受け入れることができません。 ターゲット JVM が JMX 接続を使用する場合、それぞれが JMX 認証情報を必要とする複数のターゲット JVM に適用する自動ルールを作成する前に、各 JVM の認証情報を Cryostat Web コンソールに保存することを検討してください。Cryostat は各ターゲット JVM との接続を維持するため、認証情報を保存すると、自動化ルールが開始します。詳細は、JMX 認証情報の保存および管理 (Cryostat を使用した JFR レコーディングの管理) を参照してください。
Cryostat は、JMX 認証情報を
keyringデータベースに格納することもできます。このデータベースでは、JMX 認証情報は、Cryostat がCRYOSTAT_JMX_CREDENTIALS_DB_PASSWORD環境変数で提供するユーザー提供のパスフレーズによって暗号化されます。