第3章 追加の自動化ルール関数


Cryostat Web コンソールから、自動化ルールの削除や JFR のコピーなど、追加の自動化ルール機能にアクセスします。

Cryostat 2.4 を作成し、その後 Cryostat 2.4 から Cryostat 3.0 にアップグレードした場合、Cryostat 3.0 はこれらの自動化ルールを自動的に検出します。

3.1. JFR データのコピー

情報を JVM アプリケーションのメモリーから OpenShift Container Platform (OCP) 上の Cryostat のアーカイブストレージの場所にコピーできます。

Cryostat Web コンソールから自動化ルールを作成すると、Archival Period フィールドに値を設定できます。数値の値は、秒、分、または時間で指定できます。指定されたアーカイブ期間で自動化ルールを作成した後に、Cryostat はルールに一致するターゲット JVM アプリケーションに再接続します。次に、Cryostat は、生成された JFR レコーディングデータをアプリケーションのメモリーから Cryostat のアーカイブ保存場所にコピーします。

さらに、Preserved Archives フィールドに値を入力します。このフィールドは、Cryostat がアプリケーションのメモリーから Cryostat のアーカイブストレージの場所に移動できる JFR レコーディングのコピー数に制限を設定します。たとえば、保存されたアーカイブ フィールドに値 10 を設定した場合、Cryostat はファイルのコピーが 10 個を超えると、アーカイブの保存場所には保存されません。Cryostat が、制限を超えるファイルの新規コピーを生成すると、Cryostat は最も古いバージョンをファイルの最新バージョンに置き換えます。

JFR レコーディングファイルのサイズ制限を設定し、Maximum Size および Maximum Age パラメーターの値を指定して、ターゲット JVM アプリケーションのメモリーに保存される期間の時間制限を指定することもできます。

前提条件

  • Red Hat OpenShift プロジェクトに Cryostat インスタンスを作成した。
  • Java アプリケーションを作成している。
  • Cryostat Web コンソールにログインしている。

手順

  1. Cryostat Web コンソールのナビゲーションメニューで、Automated Rules をクリックします。Automated Rules ウィンドウが開きます。
  2. Create をクリックします。Create ウィンドウが開きます。
  3. Match Expression フィールドなど、必須フィールドに値を入力します。
  4. Archival Period フィールドに、秒、分、または時間単位で値を指定します。
  5. Preserved Archives フィールドに、保存するアーカイブレコーディングのコピーの数を入力します。
  6. Create をクリックして、自動化ルールを作成します。Automated Rules ウィンドウが開き、自動化ルールが表に表示されます。
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