9.2. Infinispan クラスターマネージャーの変更点
ここでは、Infinispan クラスターマネージャーの変更点を説明します。
9.2.1. カスタム設定の更新
Infinispan クラスターマネージャーは Infinispan 11 をベースとしています。
Eclipse Vert.x 4 では、クラスタリング SPI が再設計されました。サブスクリプションのデータモデルが変更されました。そのため、Eclipse Vert.x 3.x ノードと Eclipse Vert.x 4 ノードを同じ Infinispan クラスターに追加することはできません。
EventBus API および SharedData API が同じままであるため、Eclipse Vert.x アプリケーションはこの変更の影響を受けません。
Eclipse Vert.x 3.x アプリケーションでカスタム Infinispan 設定ファイルがある場合:
-
__vertx.subs
キャッシュタイプを Distributed ではなく Replicated に変更します。 -
レプリケートされた
__vertx.nodeInfo
を追加します。
<cache-container default-cache="distributed-cache"> <distributed-cache name="distributed-cache"/> <replicated-cache name="__vertx.subs"/> <replicated-cache name="__vertx.haInfo"/> <replicated-cache name="__vertx.nodeInfo"/> <distributed-cache-configuration name="__vertx.distributed.cache.configuration"/> </cache-container>
Openshift で Eclipse Vert.x クラスターを実行する場合は、infinispan-cloud
JAR が不要になりました。JAR はビルドファイルの dependencies セクションから削除されています。この JAR にバンドルされた設定ファイルは infinispan-core
JAR に含まれるようになりました。