4.11.3. Base64 エンコーダーを JSON オブジェクトおよびアレイの Base64URL に更新


Eclipse Vert.x の JSON 型は RFC-7493 を実装します。以前のリリースの Eclipse Vert.x では、実装は Base64URL ではなく Base64 エンコーダーが誤って使用されていました。Eclipse Vert.x 4 で修正され、JSON 型で Base64URL エンコーダーが使用されました。

Eclipse Vert.x 4 で Base64 エンコーダーを引き続き使用する場合は、設定フラグの legacy を使用できます。以下の例は、Eclipse Vert.x 4 で設定フラグを設定する方法を示しています。

java -Dvertx.json.base64=legacy ...

アプリケーションを部分的に移行した場合は、Eclipse Vert.x 3.x から Eclipse Vert.x 4 への移行中に、バージョン 3 と 4 の両方にアプリケーションが存在します。2 つのバージョンの Eclipse Vert.x がある場合は、次のユーティリティーを使用して Base64 文字列を Base64URL に変換できます。

public String toBase64(String base64Url) {
  return base64Url
    .replace('+', '-')
    .replace('/', '_');
}

public String toBase64Url(String base64) {
  return base64
    .replace('-', '+')
    .replace('_', '/');
}

次のシナリオでは、ユーティリティーメソッドを使用する必要があります。

  • Eclipse Vert.x 3.x リリースから Eclipse Vert.x 4 への移行中に統合の処理。
  • Base64 文字列を使用する他のシステムとの相互運用性の処理。

以下のコード例を使用して、Base64URL を Base64 エンコーダーに変換します。

String base64url = someJsonObject.getString("base64encodedElement")
String base64 = toBase64(base64url);

ヘルパー関数 toBase64 および toBase64Url は、JSON 移行のみを有効にします。オブジェクトマッピングを使用して JSON オブジェクトをアプリケーションの Java POJO に自動的にマップする場合は、カスタムオブジェクトマッパーを作成して、Base64 文字列を Base64URL に変換する必要があります。

次の例は、カスタム Base64 デコーダーを使用してオブジェクトマッパーを作成する方法を示しています。

// simple deserializer from Base64 to byte[]
class ByteArrayDeserializer extends JsonDeserializer<byte[]> {
  ByteArrayDeserializer() {
  }

  public byte[] deserialize(JsonParser p, DeserializationContext ctxt) {
    String text = p.getText();
    return Base64.getDecoder()
      .decode(text);
  }
}

// ...

ObjectMapper mapper = new ObjectMapper();

// create a custom module to address the Base64 decoding
SimpleModule module = new SimpleModule();
module.addDeserializer(byte[].class, new ByteArrayDeserializer());
mapper.registerModule(module);

// JSON to POJO with custom deserializer
mapper.readValue(json, MyClass.class);
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