3.3. 非推奨と削除の処理
一部の機能および関数は Eclipse Vert.x 4 で非推奨または削除されました。アプリケーションを Eclipse Vert.x 4 に移行する前に、非推奨および削除を確認します。
- 一部の API は Eclipse Vert.x 3.x リリースで非推奨となり、そのリリースで同等の API が新たに提供されました。
- 非推奨の API は Eclipse Vert.x 4 で削除されました。
アプリケーションが非推奨の API を使用する場合は、新しい API を使用するようにアプリケーションを更新する必要があります。これは、アプリケーションを製品の最新バージョンに移行するのに役立ちます。
Java コンパイラーは、非推奨の API が使用されたときに警告を生成します。アプリケーションを Eclipse Vert.x 4 に移行する際に、コンパイラーを使用して非推奨のメソッドを確認できます。
以下の例は、Eclipse Vert.x 3.x リリースで非推奨となった EventBus メソッドを示しています。
// Send was deprecated in Vert.x 3.x release vertx.eventBus().send("some-address", "hello world", ar -> { // Handle response here });
Eclipse Vert.x 4 で send(String,String,Handler<AsyncResult<Message>>)
メソッドが、request(String,String,Handler<AsyncResult<Message>>
) に置き換えられています。
以下の例は、新しいメソッドを使用するようアプリケーションを更新する方法を示しています。
// New method can be used in Vert.x 3.x and Vert.x 4.x releases vertx.eventBus().request("some-address", "hello world", ar -> { // Handle response here });