1.2.3. 連邦情報処理標準 (FIPS) のサポート
FIPS (Federal Information Processing Standards) は、コンピューターシステムやネットワーク間のセキュリティーおよび相互運用性を強化するためのガイドラインと要件を提供します。FIPS 140-2 および 140-3 シリーズは、ハードウェアおよびソフトウェアの両レベルで暗号化モジュールに適用されます。
連邦情報処理標準 (FIPS) 140-2 は、U.S により開発されたコンピューターセキュリティー標準です。暗号化モジュールの品質を検証する政府および業界の作業グループ。NIST Computer Security Resource Center で公式の FIPS の刊行物を参照してください。
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) は、FIPS 140-2 コンプライアンスシステム全体を有効にする統合フレームワークを提供します。FIPS モードで操作する場合、暗号化ライブラリーを使用するソフトウェアパッケージはグローバルポリシーに従って自己設定されます。
コンプライアンスの要件については、Red Hat Government Standards ページを参照してください。
Eclipse Vert.x の Red Hat ビルドは、FIPS 対応の RHEL システムで実行され、RHEL が提供する FIPS 認定ライブラリーを使用します。
1.2.3.1. 関連情報
- FIPS モードを有効にして RHEL をインストールする方法は、FIPS モードが有効になっている RHEL 8 システムのインストール を参照してください。
- RHEL をインストールした後に FIPS モードを有効にする方法は、FIPS モードへのシステムの切り替え を参照してください。