9.10. XA トランザクションをサポートするデータベースベンダーの使用
Red Hat build of Keycloak は、デフォルトで XA 以外のトランザクションと適切なデータベースドライバーを使用します。
ドライバーが提供する XA トランザクションサポートを使用する場合は、次のコマンドを入力します。
bin/kc.[sh|bat] build --db=<vendor> --transaction-xa-enabled=true
bin/kc.[sh|bat] build --db=<vendor> --transaction-xa-enabled=true
Red Hat build of Keycloak は、ベンダーに適した JDBC ドライバーを自動的に選択します。
Azure SQL や MariaDB Galera などの特定のベンダーは、XA トランザクションメカニズムをサポートしていないか、それらに依存していません。
XA リカバリーはデフォルトで有効になっており、ファイルシステムロケーション KEYCLOAK_HOME/data/transaction-logs
を使用してトランザクションログを保存します。
コンテナー化された環境で XA トランザクションを有効にしても、そのパスで安定したストレージが利用できない限り、XA リカバリーは完全にはサポートされません。