第4章 Red Hat build of Keycloak Node.js アダプター
サーバー側 JavaScript アプリケーションを保護するための Node.js アダプター。
Red Hat build of Keycloak は、サーバー側の JavaScript アプリケーションを保護するために Connect 上に構築された Node.js アダプターを提供します。これは、Express.js などのフレームワークと統合できる柔軟性を備えることが目的でした。アダプターは内部で OpenID Connect プロトコルを使用します。OpenID Connect のエンドポイントと機能に関するより一般的な情報は、OpenID Connect を使用したアプリケーションとサービスの保護 の章を参照してください。
Node.js アダプターを使用するには、まず Red Hat build of Keycloak 管理コンソールでアプリケーションのクライアントを作成する必要があります。アダプターは、パブリック、機密、およびベアラーのみのアクセスタイプをサポートします。どちらを選択しても、ユースケースのシナリオにより異なります。
クライアントが作成されたら、右上の Action をクリックし、Download adapter config を選択します。Format で Keycloak OIDC JSON を選択し、Download をクリックします。ダウンロードした keycloak.json
ファイルは、プロジェクトのルートフォルダーにあります。
4.1. サポート対象の Node.js バージョン
Node.js アダプターは、Node.js プロジェクトで 積極的にサポートされている バージョンとの互換性を保つよう努めています。ライフサイクルが終了したとみなされる Node.js バージョンのサポートは今後のリリースで終了される可能性があり、メジャーバージョンの引き上げを必要とする、互換性を損なう変更とはみなされません。