2.2. 一時ストレージのタイプ
一時ローカルストレージは常に、プライマリーパーティションで利用できるようになっています。プライマリーパーティションを作成する基本的な方法には、Root、ランタイム の 2 つがあります。
Root
このパーティションでは、kubelet の root ディレクトリー /var/lib/kubelet/
(デフォルト) と /var/log/
ディレクトリーを保持します。このパーティションは、ユーザーの Pod、OS、Kubernetes システムのデーモン間で共有できます。Pod は、EmptyDir
ボリューム、コンテナーログ、イメージ階層、コンテナーの書き込み可能な階層を使用して、このパーティションを使用できます。Kubelet はこのパーティションの共有アクセスおよび分離を管理します。このパーティションは一時的なもので、アプリケーションは、このパーティションからディスク IOPS などのパフォーマンス SLA は期待できません。
ランタイム
これは、ランタイムがオーバーレイファイルシステムに使用可能なオプションのパーティションです。Red Hat build of MicroShift は、このパーティションの分離および共有アクセスを特定して提供するように試行します。コンテナーイメージ階層と書き込み可能な階層は、ここに保存されます。ランタイムパーティションが存在すると、root
パーティションにはイメージ階層もその他の書き込み可能階層も含まれません。