2.3. データ復元の失敗


データの復元は、ストレージや権限の問題など、さまざまな理由で失敗する可能性があります。データのバージョンが一致しないと、MicroShift の再起動時に障害が発生する可能性があります。

2.3.1. RPM-OSTree ベースのシステムデータ復元の失敗

データの復元は rpm-ostree システムでは自動的に行われますが、次のように失敗する可能性があります。

  • rpm-ostree システムで復元されるバックアップは、現在のデプロイメントまたはロールバックデプロイメントからのバックアップのみです。異常なシステムではバックアップは作成されません。

    • 対応するデプロイメントがある最新のバックアップのみが保持されます。対応するデプロイメントがない古いバックアップは自動的に削除されます。
    • 通常、データが後のバージョンの MicroShift から復元されることはありません。
    • 復元するデータが更新パスと同じバージョン管理パターンに従っていることを確認してください。たとえば、復元先の MicroShift のバージョンが、現在使用している MicroShift データのバージョンよりも古いバージョンである場合、復元が失敗する可能性があります。

2.3.2. RPM ベースの手動データ復元の失敗

rpm-ostree ではない RPM システムを使用しており、手動バックアップを復元しようとした場合、次の理由により復元が失敗する可能性があります。

  • MicroShift がエラーのために実行を停止した場合、データを復元することはできません。

    • システムが健全な状態であることを確認してください。
    • データの復元を試みる前に、健全な状態で起動してください。
  • 受信するデータ用に十分なストレージ領域が割り当てられていない場合、復元は失敗します。

    • 現在のシステムストレージが復元されたデータを受け入れるように設定されていることを確認してください。
  • 後のバージョンの MicroShift からデータを復元しようとしたため。

    • 復元するデータが更新パスと同じバージョン管理パターンに従っていることを確認してください。たとえば、復元先の MicroShift のバージョンが、使用しようとしている MicroShift データのバージョンよりも古いバージョンである場合、復元が失敗する可能性があります。
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