更新
MicroShift クラスターの更新
概要
第1章 Red Hat build of MicroShift と Red Hat Device Edge の更新方法 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
更新は、一般提供バージョン 4.14 以降の Red Hat build of MicroShift でサポートされています。
1.1. Red Hat Device Edge の更新 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
バージョンの組み合わせがサポートされている場合は、Red Hat build of MicroShift バージョンを更新してもしなくても、Red Hat Enterprise Linux for Edge (RHEL for Edge) イメージまたは Red Hat Enterprise Linux (RHEL) を更新できます。詳細は次の表を参照してください。
Red Hat Device Edge リリースの互換性に関する表
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) と MicroShift は、device-edge コンピューティング向けの単一のソリューションとして連携します。各コンポーネントを個別に更新できますが、製品バージョンの互換性を確保する必要があります。次の表に示すように、Red Hat Device Edge のサポート対象設定では、それぞれ検証済みのリリースが使用されます。
| RHEL バージョン | MicroShift バージョン | サポートされている MicroShift バージョン → バージョンの更新 |
|---|---|---|
| 9.4 | 4.17 | 4.17.1 → 4.17.z |
| 9.4 | 4.16 | 4.16.0 → 4.16.z, 4.16 → 4.17 |
| 9.2、9.3 | 4.15 | 4.15.0 → 4.15.z, 4.15 → 4.16 on RHEL 9.4 |
| 9.2、9.3 | 4.14 | 4.14.0 → 4.14.z, 4.14 → 4.15 or 4.14 → 4.16 on RHEL 9.4 |
Red Hat Device Edge のサポートされている設定でコンポーネントのバージョンを維持するには、MicroShift と RHEL を同時に更新する必要がある場合があります。特に 2 つのマイナーバージョン間で MicroShift を更新する場合は、更新先の MicroShift のバージョンと、RHEL のバージョンの互換性があることを確認してください。そうしないと、サポートされていない設定を作成したり、クラスターを破損させたり、あるいはその両方を引き起こす可能性があります。詳細は、Red Hat Device Edge リリースの互換性に関する表 を参照してください。
1.2. MicroShift の単独更新 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
MicroShift の更新を計画するときは、次の点を考慮してください。
- アプリケーションと Operator を再インストールせずに MicroShift を更新できる可能性があります。
- 既存のオペレーティングシステムと、使用する MicroShift の新しいバージョンと互換性がない場合にのみ、MicroShift を更新するために、RHEL または RHEL for Edge の更新が必要になります。
- MicroShift はインプレース更新として動作するため、以前のバージョンを削除する必要はありません。アプリケーションの通常の動作に必要なものを超えるデータのバックアップも必要ありません。
1.3. MicroShift バージョン更新パスの確認 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
MicroShift または RHEL を更新する前に、互換性を確認してください。それぞれの使用する予定のバージョンを計画してください。
Red Hat build of MicroShift の更新パス
- MicroShift バージョン 4.17
- バージョン 4.17 → 4.17.z (RHEL 9.4)
- MicroShift バージョン 4.16
- バージョン 4.16 → 4.17 (RHEL 9.4)
- バージョン 4.16 → 4.16.z (RHEL 9.4)
- MicroShift バージョン 4.15
- バージョン 4.15 (RHEL 9.2 または 9.3) → 4.16 on (RHEL 9.4)
- バージョン 4.15 → 4.15.z (RHEL 9.2 または 9.3)
- MicroShift バージョン 4.14
- バージョン 4.14 (RHEL 9.2 または 9.3) → 4.16 (RHEL 9.4)
- バージョン 4.14 → 4.15 (RHEL 9.2 または 9.3)
- バージョン 4.14 → 4.14.z (RHEL 9.2 または 9.3)
rpm-ostree 更新の場合のみ、自動ロールバックが行われます。
1.3.1. RPM-OSTree 更新 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
RHEL for Edge の rpm-ostree 更新パスを使用すると、更新の一部が失敗した場合に自動バックアップとシステムロールバックを実行できます。
-
新しいバージョンの MicroShift を含む新しいシステムイメージをビルドすることにより、RHEL for Edge などの
rpm-ostreeシステムで MicroShift を更新できます。 -
rpm-ostreeイメージは、同じバージョンまたは更新されたバージョンにすることができます。ただし、RHEL for Edge のバージョンと MicroShift のバージョンとの間に互換性が必要です。
RHEL for Edge 更新パスでは、次の機能を利用できます。
- 更新が失敗した場合、システムは自動的に以前の正常なシステム状態にロールバックします。
- アプリケーションを再インストールする必要はありません。
- Operator を再インストールする必要はありません。
- この更新方式を使用すると、MicroShift を更新せずにアプリケーションを更新できます。
- ビルドするイメージに、必要に応じて他の更新を含めることができます。
RHEL for Edge イメージへの埋め込みによる MicroShift の更新を開始するには、次のドキュメントの手順を使用してください。
Greenboot の詳細は、次のドキュメントを参照してください。
1.3.2. RPM 手動更新 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
RPM を更新することで、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) などの OSTree 以外のシステムで MicroShift を手動で更新できます。
- この更新タイプを完了するには、サブスクリプションマネージャーを使用して、新しい RPM を含むリポジトリーを有効にします。
- 手動プロセスを使用して、システムの健全性を確保し、追加のシステムのバックアップを完了します。
- RPM 手動更新を開始するには、次のドキュメントの手順を使用してください。
- MicroShift RPM の手動更新について
1.3.2.1. MicroShift と RHEL をサポート対象の設定に保つ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
RPM 更新を使用する場合は、RHEL リポジトリーを慎重に管理して、サポートされていない設定の作成やクラスターの破損を回避してください。
前提条件
- 使用している MicroShift のバージョンのサポート状況を理解している。
- ビルドホストへの root ユーザーアクセス権がある。
- Red Hat Device Edge リリースの互換性に関する表 を確認している。
手順
次のコマンドを実行してオペレーティングシステムのバージョンをロックし、意図しない更新を回避します。
sudo subscription-manager release --set=<x.y>
$ sudo subscription-manager release --set=<x.y>1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- <xy> は、互換性のある RHEL システムのメジャーバージョンとマイナーバージョンに置き換えます。たとえば、9.4 です。
次のコマンドを実行して、MicroShift と RHEL の両方のバージョンを更新します。
sudo subscription-manager release --set=<9.4> command.
$ sudo subscription-manager release --set=<9.4> command.1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- <9.4> は、互換性のある RHEL システムのメジャーバージョンとマイナーバージョンに置き換えます。
EUS MicroShift リリースを使用している場合は、次のコマンドを実行して、RHEL 標準サポートスコープリポジトリーを無効にします。
sudo subscription-manager repos \ --disable=rhel-<9>-for-x86_64-appstream-rpms \ --disable=rhel-<9>-for-x86_64-baseos-rpms$ sudo subscription-manager repos \ --disable=rhel-<9>-for-x86_64-appstream-rpms \1 --disable=rhel-<9>-for-x86_64-baseos-rpmsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- <9> は、互換性のある RHEL システムのメジャーバージョンに置き換えます。
標準サポートリポジトリーを無効にした後、次のコマンドを実行して RHEL EUS リポジトリーを有効にします。
sudo subscription-manager repos \ --enable rhel-<9>-for-x86_64-appstream-eus-rpms \ --enable rhel-<9>-for-x86_64-baseos-eus-rpms`$ sudo subscription-manager repos \ --enable rhel-<9>-for-x86_64-appstream-eus-rpms \1 --enable rhel-<9>-for-x86_64-baseos-eus-rpms`Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- <9> は、互換性のある RHEL システムのメジャーバージョンに置き換えます。
検証
次のコマンドを実行して、RHEL に対して有効にしたリポジトリーをリスト表示します。
sudo subscription-manager repos --list-enabled
$ sudo subscription-manager repos --list-enabledCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.4. RHEL for Edge の単独更新 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
2 つのバージョン間に互換性がある限り、MicroShift を更新しなくても RHEL for Edge または RHEL を更新できます。更新を開始する前に互換性を確認してください。使用する更新パス用の RHEL for Edge ドキュメントを使用してください。
1.5. MicroShift とオペレーティングシステムの同時更新 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
バージョン間に互換性がある場合、RHEL for Edge または RHEL の更新と MicroShift の更新を同時に行うことができます。以下のワークフローを使用してください。
- 更新を開始する前に互換性を確認してください。
- オペレーティングシステムを計画および更新するための、更新パスに固有の RHEL for Edge および RHEL ドキュメントを使用してください。
- 正しい MicroShift リポジトリーを有効にして、RHEL と MicroShift のバージョン間の調整を確認します。
- 更新パスに固有の MicroShift 更新タイプを使用します。
第2章 OSTree システムの RPM の更新 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Enterprise Linux for Edge (RHEL for Edge) などの rpm-ostree システムで MicroShift を更新するには、新しいバージョンの MicroShift と関連するオプションの RPM を含む新しい RHEL for Edge イメージをビルドする必要があります。MicroShift が組み込まれた rpm-ostree イメージを用意したら、そのオペレーティングシステムイメージを起動するようにシステムに指示します。
マイナーバージョン更新およびパッチ更新の場合も手順は同じです。たとえば、同じ手順を使用して 4.16 から 4.17 へ、または 4.17.2 から 4.17.3 へアップグレードします。
自動ロールバック以外のダウングレードはサポートされていません。以下の手順は更新用です。
2.1. rpm-ostree システムでの更新の適用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Enterprise Linux for Edge (RHEL for Edge) などの rpm-ostree システムで MicroShift を更新するには、新しいバージョンの MicroShift を新しいオペレーティングシステムイメージに埋め込みます。
- この更新方式では、バックアップとシステムロールバックが自動的に行われます。
- このワークフローを使用して、MicroShift クラスターで実行されているアプリケーションを更新することもできます。更新を開始する前に、MicroShift および RHEL for Edge の更新先のバージョンとアプリケーション間の互換性を確認してください。
使用する手順は、既存のデプロイメントがどのように設定されているかによって異なります。次の手順では、実行できる一般的なステップと、RHEL for Edge ドキュメントへのリンクを示します。RHEL for Edge ドキュメントは、更新されたオペレーティングシステムイメージのビルドについて詳しく説明しているリソースです。
前提条件
- MicroShift をインストールするためのシステム要件が満たされている。
- ホストへの root ユーザーアクセス権を持っている。
- 使用中の MicroShift のバージョンと使用を準備をしている RHEL for Edge イメージとの間に互換性がある。
このプロセスで MicroShift をダウングレードすることはできません。自動ロールバック以外のダウングレードはサポートされていません。
手順
次のコマンドを実行して、MicroShift の RPM をプルするために必要な
rhocp-4.17RPM リポジトリーソースを追加するための Image Builder 設定ファイルを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、RPM 更新ソースを Image Builder に追加します。
sudo composer-cli sources add rhocp-4.17.toml
$ sudo composer-cli sources add rhocp-4.17.tomlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 新しいバージョンの MicroShift を含む、RHEL for Edge の新しいイメージをビルドします。必要な手順を確認するには、次のドキュメントを使用してください。
RHEL for Edge の新しいイメージを使用するようにホストを更新します。必要な手順を確認するには、次のドキュメントを使用してください。
次のコマンドを実行して、ホストを再起動して更新を適用します。
sudo systemctl reboot
$ sudo systemctl rebootCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
第3章 RPM の手動更新について リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) などの OSTree 以外のシステム用に Red Hat build of MicroShift を更新するには、RPM を更新する必要があります。4.17.1 から 4.17.2 などのパッチリリースの場合は、RPM を更新するだけになります。マイナーバージョンリリースの更新の場合は、それに加えて、サブスクリプションマネージャーを使用して更新リポジトリーを有効にする手順を行います。
必要に応じてアプリケーションデータをバックアップし、任意の更新タイプを使用する場合は、データのコピーを安全な場所に移動できます。
3.1. RPM を使用したパッチ更新の適用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) などの非 rpm-ostree システムで MicroShift を更新するには、RPM をダウンロードして更新する必要があります。たとえば、4.17.1 から 4.17.2 にアップグレードするには、次の手順を使用します。
前提条件
- MicroShift をインストールするためのシステム要件が満たされている。
- ホストへの root ユーザーアクセス権を持っている。
- 使用中の MicroShift のバージョンと使用を準備しているバージョンとの間にアップグレード互換性がある。
- ホストオペレーティングシステムとインストールを準備している MicroShift のバージョンとの間に互換性があることを確認している。
- システムのバックアップが完了している。
このプロセスで MicroShift をダウングレードすることはできません。ダウングレードはサポートされていません。
手順
次のコマンドを実行して、MicroShift の RPM を更新します。
sudo dnf update microshift
$ sudo dnf update microshiftCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して MicroShift を再起動します。
sudo systemctl restart microshift
$ sudo systemctl restart microshiftCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
この更新方式では、システムヘルスチェックは実行されますが、アクションは実行されません。更新が失敗した場合は、ログを確認するように指示するエラーメッセージが表示されます。
3.2. RPM を使用したマイナーバージョン更新の適用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) などの非 rpm-ostree システムで MicroShift のマイナーバージョンを更新するには、RPM をダウンロードして更新する必要があります。たとえば、4.16 から 4.17 に更新するには、次の手順を使用します。
Red Hat Device Edge のサポートされている設定でコンポーネントのバージョンを維持するには、MicroShift と RHEL を同時に更新する必要がある場合があります。特に 2 つのマイナーバージョン間で MicroShift を更新する場合は、更新先の MicroShift のバージョンと、RHEL のバージョンの互換性があることを確認してください。そうしないと、サポートされていない設定を作成したり、クラスターを破損させたり、あるいはその両方を引き起こす可能性があります。詳細は、Red Hat Device Edge リリースの互換性に関する表 を参照してください。
前提条件
- MicroShift をインストールするためのシステム要件が満たされている。
- ホストへの root ユーザーアクセス権を持っている。
- 使用中の MicroShift のバージョンと使用を準備しているバージョンとの間にアップグレード互換性がある。
- ホストオペレーティングシステムとインストールを準備している MicroShift のバージョンとの間に互換性があることを確認している。
- システムのバックアップが完了している。
このプロセスで MicroShift をダウングレードすることはできません。ダウングレードはサポートされていません。
手順
すべてのライフサイクルで、次のコマンドを実行して、更新するリリースのリポジトリーを有効にします。
sudo subscription-manager repos \ --enable rhocp-4.17-for-rhel-9-$(uname -m)-rpms \ --enable fast-datapath-for-rhel-9-$(uname -m)-rpms$ sudo subscription-manager repos \ --enable rhocp-4.17-for-rhel-9-$(uname -m)-rpms \ --enable fast-datapath-for-rhel-9-$(uname -m)-rpmsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 延長サポート (EUS) リリースの場合は、次のコマンドを実行して EUS リポジトリーも有効にします。
sudo subscription-manager repos \ --enable rhel-9-for-$(uname -m)-appstream-eus-rpms \ --enable rhel-9-for-$(uname -m)-baseos-eus-rpms$ sudo subscription-manager repos \ --enable rhel-9-for-$(uname -m)-appstream-eus-rpms \ --enable rhel-9-for-$(uname -m)-baseos-eus-rpmsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを使用してオペレーティングシステムのバージョンをロックすることにより、サポートされていない設定への意図しない今後の更新を回避します。
sudo subscription-manager release --set=9.4
$ sudo subscription-manager release --set=9.4Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、MicroShift の RPM を更新します。
sudo dnf update microshift
$ sudo dnf update microshiftCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、ホストを再起動して更新を適用します。
sudo systemctl reboot
$ sudo systemctl rebootCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
この更新方式では、システムヘルスチェックは実行されますが、アクションは実行されません。更新が失敗した場合は、ログを確認するように指示するエラーメッセージが表示されます。
検証
次のコマンドを実行し、正常にブートしてヘルスチェックが終了したかどうかを確認します。
sudo systemctl status greenboot-healthcheck
$ sudo systemctl status greenboot-healthcheckCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、ヘルスチェックのログを確認します。
sudo journalctl -u greenboot-healthcheck
$ sudo journalctl -u greenboot-healthcheckCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
第4章 RPM 更新パッケージの内容のリスト表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インストール前に、MicroShift RPM パッケージ更新の内容をプレビューできます。
4.1. MicroShift RPM リリースパッケージの内容のリスト表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
MicroShift リリースに含まれるイメージを表示するには、RPM をダウンロードして解凍することで、microshift-release-info RPM の内容をリスト表示できます。
前提条件
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) または RPM パッケージマネージャーを備えたオペレーティングシステムを使用している。
- MicroShift リポジトリーが有効化されている。
手順
オプション: 次のコマンドを実行して、ダウンロード可能な MicroShift RPM のバージョンをリスト表示します。
sudo dnf repoquery microshift-release-info-0:4.17.*
$ sudo dnf repoquery microshift-release-info-0:4.17.*1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- サンプル値
4.17.*は、対象となるメジャーリリース番号およびマイナーリリース番号に置き換えます。
出力例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して、必要な RPM パッケージをダウンロードします。
sudo dnf download microshift-release-info-<release_version>
$ sudo dnf download microshift-release-info-<release_version>1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<release_version>は、バージョン番号全体 (4.17.1など) を使用して、デプロイするリリース番号に置き換えます。
出力例
microshift-release-info-4.17.1.-202311101230.p0.g7dc6a00.assembly.4.17.1.el9.noarch.rpm
microshift-release-info-4.17.1.-202311101230.p0.g7dc6a00.assembly.4.17.1.el9.noarch.rpm1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- 出力には、日付およびコミット ID が含まれているはずです。
次のコマンドを実行して、RPM パッケージをインストールせずに展開します。
rpm2cpio <microshift_release_info> | cpio -idmv
$ rpm2cpio <microshift_release_info> | cpio -idmv1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<microshift_release_info>は、前の手順の RPM パッケージの名前に置き換えます。たとえば、microshift-release-info-4.17.10-202408291007.p0.g6e4ee4d.assembly.4.17.10.el9.noarch.rpmなどです。
出力例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、内容をリスト表示します。
cat ./usr/share/microshift/release/release-x86_64.json
$ cat ./usr/share/microshift/release/release-x86_64.jsonCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow