第2章 機能


このセクションには、Red Hat build of Node.js 18 リリースで導入された機能の変更に関する情報が含まれています。

2.1. 新機能および変更された機能

Node.js 18 LTS には、Red Hat build of Node.js がサポートする次の新機能と拡張機能があります。

Node.js 18 LTS の変更の詳細は、アップストリームのリリースノート および アップストリームのドキュメンテーション を参照してください。

2.1.1. v10.2 への V8 JavaScript エンジンのアップグレード

このリリースには、Chromium 101 の一部である v10.2 への V8 JavaScript エンジンのアップグレードが含まれています。

アップグレードされた V8 JavaScript エンジンには、以下の新機能および機能拡張が含まれています。

V8 JavaScript エンジンで利用可能な変更の詳細については、V8 ブログ を参照してください。

2.1.2. HTTP タイムアウトのデフォルト値

本リリースには、HTTP タイムアウトの以下の拡張機能が含まれます。

  • パーサーが HTTP ヘッダー全体を受信するまで待機する時間を制限する server.headersTimeout プロパティーのデフォルト値が 60000 ミリ秒 (60 秒) になりました。
  • サーバーがクライアントからの要求全体を受信するまで待機する時間を制限する server.requestTimeout プロパティーのデフォルト値が 300000 ミリ秒 (5 分) になりました。

これらのタイムアウトが期限切れになると、サーバーは 408 エラーで応答し、要求を要求リスナーに転送せずに接続を閉じます。

注記

リバースプロキシーがサーバーの前にデプロイされていない状況でサービス拒否攻撃を防止するには、これらのタイムアウト値をゼロ以外の値に設定してください。

2.1.3. グローバルスコープの Blob および BroadcastChannel API

次の API が完全にサポートされ、グローバルオブジェクトとして使用できるようになりました。

  • Blob クラスは、複数のワーカースレッド間で安全に共有できる不変の生データをカプセル化します。Blob は、Buffer クラスのサブクラスです。
  • BroadcastChannel クラスは、同じチャネル名にバインドされている他のすべての BroadcastChannel インスタンスとの非同期の 1 対多通信を有効にします。BroadcastChannelEventTarget クラスを拡張します。

以前のリリースでは、これらの API はテクノロジープレビュー機能のみでした。

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