第3章 サーキットブレーカーアドオンを使用したアプリケーションの例
サーキットブレーカーアドオンを使用して、Node.js アプリケーションにサーキットブレーカーパターンを実装できます。この例は、サーキットブレーカーアドオンを使用してリモートサービスの失敗を報告し、要求の処理に使用できるまで失敗したサービスへのアクセスを制限する方法を示しています。
3.1. サンプルアプリケーションの概要
このサンプルアプリケーションは 2 つのマイクロサービスで構成されます。
- greeting-service
-
これは、アプリケーションへのエントリーポイントです。Web クライアントは
greeting-service
を呼び出して、グリーティングを要求します。次に、greeting-service
は、サーキットブレーカーオブジェクトでラップされたリクエストをリモートname-service
に送信します。 - name-service
-
name-service
は、greeting-service
からリクエストを受信します。Web クライアントインターフェイスには、リモートname-service
の可用性または障害をシミュレートするためにクリックできるトグルボタンが含まれています。トグルボタンが現在on
に設定されている場合、name-service
は応答を送信し、グリーティングを完了します。ただし、トグルボタンが現在off
に設定されている場合、name-service
はエラーを送信し、サービスが現在利用できないことを示します。