第4章 既知の問題


Red Hat build of OpenJDK 17 には既知の問題が含まれている可能性があります。これらの既知の問題のいくつかには解決策が存在する可能性があります。

デバッグパッケージが RHEL 8.5 CodeReady Linux Builder (CRB) リポジトリーに移動しました

説明

RHEL 8.5 では、java-17-openjdk-slowdebug-debuginfo パッケージ java-17-openjdk-fastdebug-debuginfo パッケージが Code Ready Linux Builder (CRB) リポジトリーに移動しました。ここで、java-openjdk-slowdebug パッケージおよび java-openjdk-fastdebug パッケージはすでに存在します。このリポジトリーには、開発者パッケージが含まれています。Red Hat は、RHEL 8.5 のライフサイクルの早い段階でこれらのパッケージを CRB リポジトリーに移動することを計画していました。しかし、この計画は実現しませんでした。

java-17-openjdk-slowdebug-debuginfo パッケージおよび java-17-openjdk-fastdebug-debuginfo パッケージが AppStream リポジトリーにあるときに、これらのパッケージをインストールした可能性があります。

CLI で次のコマンドを発行することによりjava-17-openjdk-slowdebug-debuginfo パッケージまたは java-17-openjdk-fastdebug-debuginfo パッケージがインストールされているかどうかを確認できます。

$ rpm -qa | grep java-.*debug-debuginfo
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Java アプリケーションのデバッグ目的で java-17-openjdk-slowdebug-debuginfo パッケージおよび java-17-openjdk-fastdebug-debuginfo パッケージを引き続き使用できますが、これらのパッケージの更新を受け取るには、CRB リポジトリーを有効にする必要があります。

回避策

java-17-openjdk-slowdebug-debuginfo パッケージおよび java-17-openjdk-fastdebug-debuginfo パッケージをインストールした場合は、次のいずれかのオプションを選択する必要があります。

  • CLI で次のコマンドを実行して、これらのパッケージをアンインストールします。

    $ dnf remove java-17-openjdk-<package-name>
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  • CLI で次のコマンドを実行して、CRB リポジトリーを有効にします。

    $ dnf config-manager --set-enabled rhel-8-crb-debug-rpms
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    重要

    Red Hat は、CRB リポジトリーに含まれるパッケージを完全にはサポートしていません。Java アプリケーションでサポートされていないデバッグパッケージを使用することの潜在的なリスクを確実に理解してください。

RHEL 8.5 の CRB リポジトリーの詳細については、Red Hat Enterprise Linux ドキュメントの パッケージマニフェスト ガイドを参照してください。

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