2.3. JDK Mission Control (JMC) Agent の起動
JMC Agent プラグインを使用して JMC Agent を起動できます。Red Hat Enterprise Linux および Microsoft Windows は、このプラグインの使用をサポートしています。
JMC エージェントを起動すると、エージェントを設定したり、エージェントが JFR データと対話する方法を管理できます。
前提条件
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Red Hat Enterprise Linux または Microsoft Windows のいずれかに
jmc
パッケージをダウンロードしてインストールしている。 - Eclipse Adoptium Agent JAR ファイルをダウンロードしている。adoptium/jmc-build (GitHub) を参照してください。
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--add-opens=java.base/jdk.internal.misc=ALL-UNNAMED
フラグを使用して、Java アプリケーションを起動している。./<your_application> --add-opens=java.base/jdk.internal.misc=ALL-UNNAMED
はその例です。
Eclipse Adoptium は、コミュニティーがサポートするプロジェクトです。Eclipse Adoptium の agent.jar
の使用は、Red Hat 実稼働環境におけるサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外です。
手順
オペレーティングシステムに応じて、以下のいずれかの方法を選択して JMC コンソールを起動します。
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Red Hat Enterprise Linux で、実行可能ファイルが含まれるディレクトリーに移動し、
./jmc
コマンドを実行します。 Microsoft Windows で、
jmc.exe
ファイルが含まれるディレクトリーに移動し、jmc
コマンドを実行します。注記システムのファイルエクスプローラーアプリケーションを使用して、いずれかのオペレーティングシステムで JMC アプリケーションを起動し、JDK Mission Control ディレクトリーに移動してから JMC 実行可能ファイルをダブルクリックします。
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Red Hat Enterprise Linux で、実行可能ファイルが含まれるディレクトリーに移動し、
- JVM Browser ナビゲーションパネルに移動します。このパネルで、利用可能な JVM 接続を表示できます。
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JVM Browser パネルで、
[11.0.13] The JVM Running Mission Control
などのターゲット JVM インスタンスをデプロイメントします。対象の JVM インスタンスの下にアイテムリストが表示されます。 ナビゲーションパネルで JMC Agent アイテムをダブルクリックします。JMC コンソールで、Start JMC Agent ウィンドウが開きます。
図2.1 JMC Agent ウィンドウの起動
Browse ボタンを使用して、JMC Agent の JAR ファイルを Agent JAR フィールドに追加します。Agent XML フィールドはオプションです。
注記JMC は選択したターゲット JVM インスタンスに基づいて値を自動的に追加するため、Target JVM フィールドに値を入力する必要はありません。
Start ボタンをクリックします。
JMC は、JVM Browser navigation パネルで、ターゲット JVM インスタンスの下に Agent Plugin アイテムを追加します。JMC コンソールが自動的に Agent Live Config ペインを開きます。
図2.2 Agent Live Config ペイン
JMC Agent の設定や、JMC Agent と JFR データ間の対話の管理が可能になりました。XML 設定を生成して JMC コンソールにアップロードすると、Agent Live Config ペインにその XML ファイルに関連付けられたメタデータが表示されます。
図2.3 JMC コンソールに追加された XML 設定ファイルの例