Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 のインストールと使用
概要
Red Hat build of OpenJDK ドキュメントへのフィードバック
エラーを報告したり、ドキュメントの改善を提案したりするには、Red Hat Jira アカウントにログインし、課題を送信してください。Red Hat Jira アカウントをお持ちでない場合は、アカウントを作成するように求められます。
手順
- 次のリンクをクリックして チケットを作成します。
- Summary に課題の簡単な説明を入力します。
- Description に課題や機能拡張の詳細な説明を入力します。問題があるドキュメントのセクションへの URL も記載してください。
- Submit をクリックすると、課題が作成され、適切なドキュメントチームに転送されます。
多様性を受け入れるオープンソースの強化
Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、用語の置き換えは、今後の複数のリリースにわたって段階的に実施されます。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。
第1章 Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 のインストールオプション
Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 は、アーカイブを使用して、または MSI ベースのインストーラーを使用するグラフィカルユーザーインターフェイスを使用してインストールできます。
状況に応じて、以下のいずれかのインストール方法を使用します。
第2章 アーカイブを使用した Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 のインストール
この手順では、アーカイブを使用して Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 を手動でインストールする方法を説明します。
手順
- Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 の アーカイブをダウンロード します。
アーカイブの内容を任意のディレクトリーにデプロイメントします。
注記ZIP バンドルの内容を、スペースを 含まない ディレクトリーパスに抽出することが推奨されます。
以下のように
PATH
を更新します。Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 のインストールパスに含まれる
bin
ディレクトリーを%PATH%
環境変数に追加します。C:\> setx /m PATH "%PATH%;C:\Progra~1\RedHat\java-21-openjdk-<version>\bin"
パスにスペースが含まれている場合は、短いパス名を使用します。
- コマンドプロンプトを再起動して、環境変数を再読み込みします。
-
Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 が正常にインストールされたことを確認するには、コマンドプロンプトで
java -version
コマンドを実行します。 %JAVA_HOME%
環境変数も、開発者ツールを使用するように設定する必要があります。%JAVA_HOME%
環境変数を設定します。- 管理者としてコマンドプロンプトを開きます。
Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 のインストールパスに、環境変数の値を設定します。
C:\> setx /m JAVA_HOME "C:\Progra~1\RedHat\java-21-openjdk-<version>"
パスにスペースが含まれている場合は、短いパス名を使用します。
- コマンドプロンプトを再起動して、環境変数を再読み込みします。
第3章 アーカイブを使用した Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 の更新
Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 は、アーカイブを使用して手動で更新できます。
手順
- Red Hat build of OpenJDK 21 の アーカイブをダウンロード します。
アーカイブの内容を任意のディレクトリーにデプロイメントします。
注記ZIP バンドルの内容を、スペースを含まないディレクトリーパスに抽出することが推奨されます。
コマンドプロンプトで、以下のように
JAVA_HOME
環境変数を更新します。- 管理者としてコマンドプロンプトを開きます。
Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 のインストールパスに、環境変数の値を設定します。
C:\> setx /m JAVA_HOME "C:\Progra~1\RedHat\java-21-openjdk-<version>"
パスにスペースが含まれている場合は、短いパス名を使用します。
- コマンドプロンプトを再起動して、環境変数を再読み込みします。
PATH
変数の値が設定されていない場合は、値を設定します。C:\> setx -m PATH "%PATH%;%JAVA_HOME%\bin";
- コマンドプロンプトを再起動して、環境変数を再読み込みします。
完全パスを指定せずに
java -version
が機能することを確認します。C:\> java -version
第4章 MSI インストーラーを使用した Red Hat build of OpenJDK のインストール
この手順では、MSI ベースのインストーラーを使用して、Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 をインストールする方法を説明します。
手順
- Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 の MSI ベースインストーラーをダウンロード します。
- Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 のインストーラーを実行します。
-
Welcome 画面で
Next
をクリックします。 -
I accept the terms in license agreement
をチェックして、Next
をクリックします。 -
Next
をクリックします。 - デフォルトを使用するか、オプションのプロパティー を確認します。
-
Install
をクリックします。 -
Do you want to allow this app to make changes on your device?
でYes
をクリックします。 -
Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 が正常にインストールされたことを確認するには、コマンドプロンプトで
java -version
コマンドを実行します。
第5章 Red Hat build of OpenJDK MSI インストーラーコンポーネント
以下の Microsoft Windows 向け Red Hat build of OpenJDK 21 MSI ベースのインストーラーコンポーネントを設定できます。これらのコンポーネントの設定は任意です。これらのコンポーネントが設定されていない場合には、デフォルト設定が使用されます。
- jdk
-
Java Development Kit (JDK) ファイルデフォルトは
true
で、jdk
コンポーネントが有効になります。 - jdk_registry_runtime
他のソフトウェアが JDK インストールファイルの特定に使用できる Windows レジストリーキーのセット。デフォルトは
true
で、jdk_registry_runtime
コンポーネントが有効になります。このコンポーネントには、以下のレジストリーキーが含まれます。HKLM\Software\JavaSoft\JDK\<version>, entries: JavaHome: <INSTALLDIR> RuntimeLib: <INSTALLDIR>\bin\server\jvm.dll HKLM\Software\JavaSoft\JDK, entries: CurrentVersion: <version>
- jdk_env_path
-
<INSTALLDIR>\bin
を%PATH%
環境変数に追加します。 - jdk_env_java_home
-
<INSTALLDIR>
を%JAVA_HOME%
環境変数に設定します。 - jdk_env_vendor_java_home
-
<INSTALLDIR>
を%REDHAT_JAVA_HOME%
環境変数に設定します。 - jdk_registry_jar
- JAR ファイルの関連付け。Red Hat build of OpenJDK コンテキストメニューで JAR ファイルを起動します。
- jmc
-
<INSTALLDIR>\missioncontrol
にインストールされている JDK Mission Control ファイル。 - jmc_env
-
<INSTALLDIR>\missioncontrol
をシステム%PATH%
環境変数に追加します。
付録A MSI ベースのインストーラープロパティー
Windows MSI ベースのインストーラー用の Red Hat build of OpenJDK には、JDK Files コンポーネントと、以下のオプションのプロパティーが含まれています。
プロパティー | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
OpenJDK ランタイム: Windows レジストリー | 他のソフトウェアが JDK インストールファイルの特定に使用できるレジストリーキーのセット。 | はい |
OpenJDK ランタイム: パス変数 | Runtime を Path 変数に追加するため、コマンドラインで使用できるようにします。 | はい |
OpenJDK ランタイム: JAVA_HOME システム変数 | JAVA_HOME は、Java ランタイムを見つけるために一部のプログラムによって使用されます。 | いいえ |
OpenJDK Runtime: REDHAT_JAVA_HOME システム変数 | REDHAT_JAVA_HOME は、プログラムによって Red Hat build of OpenJDK ランタイムを検索できます。 | いいえ |
OpenJDK ランタイム: Jar ファイルの関連付け | これにより、Windows Explorer 内から Jar ファイルを実行できます。 | いいえ |
ミッションコントロール: ファイル | <installdir>\missioncontrol ディレクトリーにインストールされるファイルが含まれます。 | いいえ |
ミッションコントロール: パス変数 | <installdir>\missioncontrol をシステム PATH 環境変数に追加します。 | いいえ |
改訂日時: 2024-05-10