第5章 コネクター


コネクターは 2 つのパイプラインを接続します。1 つのパイプラインの終了時にエクスポーターとしてデータを消費し、別のパイプラインの開始時にレシーバーとしてデータを出力します。同じまたは異なるデータ型のデータを消費および出力できます。データを生成および出力して、消費されたデータを要約することも、単にデータを複製またはルーティングすることもできます。

現在、Red Hat build of OpenTelemetry では、次の一般提供およびテクノロジープレビューのコネクターが利用可能です。

5.1. Count Connector

Count Connector は、エクスポーターパイプライン内のトレーススパン、トレーススパンイベント、メトリクス、メトリクスデータポイント、およびログレコードをカウントします。

重要

Count Connector はテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。

Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

デフォルトのメトリクス名は次のとおりです。

  • trace.span.count
  • trace.span.event.count
  • metric.count
  • metric.datapoint.count
  • log.record.count

カスタムメトリクス名を公開することもできます。

Count Connector が有効になっている OpenTelemetry Collector カスタムリソース (CR)

# ...
  config:
    receivers:
      otlp:
        protocols:
          grpc:
            endpoint: 0.0.0.0:4317
    exporters:
      prometheus:
        endpoint: 0.0.0.0:8889
    connectors:
      count: {}
    service:
      pipelines: 
1

        traces/in:
          receivers: [otlp]
          exporters: [count] 
2

        metrics/out:
          receivers: [count] 
3

          exporters: [prometheus]
# ...
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1
パイプライン内のエクスポーターまたはレシーバーとして Count Connector を正しく設定し、生成されたメトリクスを正しいエクスポーターにエクスポートすることが重要です。
2
スパンをエクスポーターとして受信するように Count Connector を設定します。
3
生成されたメトリクスをレシーバーとして送信するように Count Connector を設定します。
ヒント

Count Connector が期待どおりのメトリクスを生成していない場合は、OpenTelemetry Collector が期待どおりのスパン、メトリクス、およびログを受信しているかどうか、またテレメトリーデータが期待どおりに Count Connector を介して流れているかどうかを確認してください。Debug Exporter を使用して、受信したテレメトリーデータを検査することもできます。

Count Connector は、spansspaneventsmetricsdatapointslogs などのフィールドを使用して設定されている場合に、定義された条件に従ってテレメトリーデータをカウントし、それらのデータをメトリクスとして公開できます。次の例を参照してください。

条件によってスパンをカウントする Count Connector の OpenTelemetry Collector CR の例

# ...
  config:
    connectors:
      count:
        spans: 
1

          <custom_metric_name>: 
2

            description: "<custom_metric_description>"
            conditions:
              - 'attributes["env"] == "dev"'
              - 'name == "devevent"'
# ...
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1
この例では、公開されるメトリクスによって、指定した条件を満たすスパンをカウントします。
2
cluster.prod.event.count などのカスタムメトリクス名を指定できます。
ヒント

条件を正しく記述し、属性のマッチングやテレメトリーフィールドの条件に必要な構文に準拠してください。条件の不適切な定義が最も多いエラーの原因です。

Count Connector は、spansspaneventsmetricsdatapointslogs などのフィールドを使用して設定されている場合に、定義された属性に従ってテレメトリーデータをカウントできます。次の例を参照してください。属性のキーはテレメトリーデータに注入されます。欠落している属性については、default_value フィールドに値を定義する必要があります。

属性によってログをカウントする Count Connector の OpenTelemetry Collector CR の例

# ...
  config:
    connectors:
      count:
        logs: 
1

          <custom_metric_name>: 
2

            description: "<custom_metric_description>"
            attributes:
              - key: env
                default_value: unknown 
3

# ...
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1
ログの属性を指定します。
2
my.log.count などのカスタムメトリクス名を指定できます。
3
属性が設定されていない場合のデフォルト値を定義します。
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