20.3. OptaWeb 配送経路のフロントエンドモジュールの操作
フロントエンドのプロジェクトは、Create React App でブートストラップされました。Create React App には、開発や、実稼働環境でアプリケーションをビルドしやすくするためのスクリプトや依存関係が多数含まれています。
前提条件
- OptaWeb 配送経路のスターターアプリケーションをダウンロードして展開している。詳細は、15章OptaWeb 配送経路デプロイメントファイルのダウンロードおよびビルド を参照してください。
手順
Fedora で、次のコマンドを入力して開発環境を設定します。
sudo dnf install npm
npm のインストールの詳細については、Downloading and installing Node.js and npm を参照してください。
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rhbop-8.29.0-kogito-and-optaplanner-quickstarts/optaweb-8.29.0.Final-redhat-00009/optaweb-vehicle-routing/optaweb-vehicle-routing-frontend
ディレクトリーに移動します。 npm
の依存関係をインストールします。npm install
Maven とは違い、
npm
パッケージマネージャーは、npm install
を実行した場合にのみ、プロジェクトディレクトリーのnode_modules
に依存関係をインストールします。package.json
にリストされている依存関係が変更されると、master ブランチに変更をプルした時点で、npm install
を実行してから開発サーバーを実行する必要があります。以下のコマンドを入力して、開発サーバーを実行します。
npm start
自動的に表示されない場合には、Web ブラウザーで
http://localhost:3000/
を開きます。デフォルトでは
npm start
コマンドは、デフォルトのブラウザーでこの URL を開こうとします。注記npm start
コマンドで、実行するたびに新規ブラウザーのタブを開かないようにするには、BROWSER=none
環境変数をエクスポートします。.env.local
ファイルを使用して、この設定を永続化します。これには、以下のコマンドを実行します。echo BROWSER=none >> .env.local
ブラウザーは、フロントエンドのソースコードを変更するたびにページを更新します。端末で実行する開発サーバーのプロセスは、これらの変更を取得し、コンパイルエラーと lint エラーをコンソールに出力します。
以下のコマンドを入力して、テストを実行します。
npm test
REACT_APP_BACKEND_URL
環境変数の値を変更して、npm start
、npm run build
などの実行時に、npm
が使用するバックエンドプロジェクトの場所を指定します。REACT_APP_BACKEND_URL=http://10.0.0.123:8081
注記環境変数は、
npm
のビルドプロセス中は JavaScript バンドル内でハードコード化されるため、バックエンドの場所を指定してから、フロントエンドをビルドしてデプロイする必要があります。React 環境変数の詳細は、Adding Custom Environment Variables を参照してください。
フロントエンドをビルドするには、以下のコマンドのいずれか 1 つを実行します。
./mvnw install
mvn install