第5章 ネイティブ実行可能ファイルにコンパイルされた Red Hat build of Quarkus アプリケーションをデプロイする
Docker ビルドストラテジーを使用して、ネイティブ実行可能ファイルにコンパイルされたネイティブ Red Hat build of Quarkus アプリケーションを OpenShift Container Platform にデプロイできます。
サポートされているオペレーティングシステムを対象とし、アーキテクチャーに一致するアプリケーションのネイティブ実行可能ファイルを作成する必要があります。つまり、Windows 上でビルドする場合は、Docker や Podman などのコンテナーランタイムを使用してネイティブ Linux 実行可能ファイルを作成します。
Quarkus プロジェクトには、事前に生成された Dockerfile と手順が含まれています。カスタム Dockerfile を使用する場合は、そのファイルを src/main/docker
ディレクトリーまたはモジュール内の任意の場所に追加します。さらに、複数の Docker ファイルを用意してそれらを切り替える場合は、quarkus.openshift.native-dockerfile
プロパティーを使用して、優先する Dockerfile へのパスを設定します。
このガイドでは、Maven を使用した Quarkus プロジェクトをサンプルプロジェクトとして使用して、このストラテジーについて説明します。
5.1. 前提条件
- サポートされているオペレーティングシステム、または Podman や Docker などの Open Container Initiative (OCI) 互換のコンテナーランタイム。
-
quarkus-openshift
エクステンションが含まれる Quarkus Maven プロジェクトがある。 -
OpenShift Container Platform クラスター、およびインストールされている
oc
ツールの最新の互換バージョンにアクセスできる。 - 正しい OpenShift プロジェクト名前空間で作業しています。