第1章 Red Hat build of Quarkus スタートガイド


アプリケーション開発者は、Red Hat build of Quarkus を使用して、OpenShift 環境で実行される Java で書かれたマイクロサービスベースのアプリケーションを作成できます。Quarkus アプリケーションは、Java 仮想マシン (JVM) 上で実行することも、ネイティブの実行可能ファイルにコンパイルすることもできます。ネイティブアプリケーションは、JVM アプリケーションよりもメモリー使用量が小さく、短時間で起動します。

Quarkus アプリケーションは、次のいずれかの方法で作成できます。

  • Apache Maven と Quarkus Maven プラグインを使用する
  • code.quarkus.redhat.com を使用する
  • Quarkus コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用する

Quarkus を使用するにあたり、まずは hello HTTP エンドポイントを公開する単純な Quarkus プロジェクトを作成、テスト、パッケージ化、実行してみましょう。依存性注入のデモンストレーションとして、hello HTTP エンドポイントは greeting Bean を使用します。

hello HTTP エンドポイントの greeting Bean
注記

Getting Started 演習の完成例を参照するには、Quarkus Quickstarts アーカイブをダウンロードするか、Quarkus Quickstarts Git リポジトリーのクローンを作成して getting-started ディレクトリーに移動してください。

1.1. Red Hat build of Quarkus について

Red Hat build of Quarkus は、コンテナーおよび Red Hat OpenShift Container Platform 用に最適化された Kubernetes ネイティブ Java スタックです。Quarkus は、Eclipse MicroProfile、Eclipse Vert.x、Apache Camel、Apache Kafka、Hibernate ORM with Jakarta Persistence、Jakarta REST などの一般的な Java 標準、フレームワーク、ライブラリーと連携するように設計されています。

開発者は、Java アプリケーションに必要な Java フレームワークを選択できます。これは、Java 仮想マシン (JVM) モードで実行することも、ネイティブモードでコンパイルして実行することもできます。Quarkus は、コンテナーファーストという手法で Java アプリケーションをビルドします。コンテナーファーストのアプローチにより、コンテナー化と、マイクロサービスと関数の効率的な実行が容易になります。このため、Quarkus アプリケーションのメモリーフットプリントは小さく、起動時間が短縮されます。

Quarkus はまた、統合設定、未設定のサービスの自動プロビジョニング、ライブコーディング、コード変更に関する即時フィードバックを提供する継続的テストなどの機能により、アプリケーション開発プロセスを最適化します。

Quarkus コミュニティーバージョンと Red Hat build of Quarkus の違いは、Quarkus コミュニティーバージョンと Red Hat build of Quarkus の違い を参照してください。

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