第1章 ネイティブ実行可能ファイルへの Red Hat build of Quarkus アプリケーションのコンパイル


アプリケーション開発者は、Red Hat build of Quarkus 3.27 を使用して、OpenShift Container Platform 環境およびサーバーレス環境で実行される、Java で記述されたマイクロサービスを作成できます。Quarkus アプリケーションは、通常の Java アプリケーションとして (Java 仮想マシン (JVM) 上で) 実行することも、ネイティブ実行可能ファイルにコンパイルすることもできます。ネイティブ実行可能ファイルにコンパイルされたアプリケーションは、対応する Java アプリケーションよりもメモリーフットプリントが小さく、短時間で起動します。

このガイドでは、Red Hat build of Quarkus 3.27 の Getting Started プロジェクトをネイティブ実行可能ファイルにコンパイルする方法と、ネイティブ実行可能ファイルを設定してテストする方法を説明します。Red Hat build of Quarkus スタートガイド で作成したアプリケーションが必要になります。

  • Podman または Docker などのコンテナーランタイムを使用して、シングルコマンドでネイティブ実行可能ファイルをビルドする
  • 生成されたネイティブ実行可能ファイルを使用して、カスタムコンテナーイメージを作成する
  • OpenShift Container Platform Docker ビルドストラテジーを使用して、コンテナーイメージを作成する
  • Quarkus ネイティブアプリケーションを OpenShift Container Platform にデプロイする
  • ネイティブ実行可能ファイルを設定する
  • ネイティブ実行可能ファイルをテストする

前提条件

  • JAVA_HOME 環境変数を設定して Java SDK の場所を指定している。

  • Open Container Initiative (OCI) と互換性のあるコンテナーランタイム (Podman、Docker など)。
  • Quarkus Getting Started プロジェクトを完了している。

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