1.2. ストレージストラテジーの開発
ストレージストラテジーの設定は、Ceph OSD を CRUSH 階層に割り当て、プールの配置グループの数を定義し、プールを作成します。一般的な手順は以下のとおりです。
- ストレージストラテジーの定義: ストレージストラテジーでは、ユースケース、コスト/利点のパフォーマンストレードオフおよびデータ永続性を分析する必要があります。次に、そのユースケースに適した OSD を作成します。たとえば、パフォーマンスの高いプール用に SSD 対応 OSD を作成できます。高パフォーマンスのブロックデバイスボリュームおよびイメージ用には SAS ドライブ/SSD のジャーナル OSD、低コストストレージ用の SATA 対応 OSD を作成できます。理想としては、ユースケース向けの各 OSD には同じハードウェア構成を持つ必要があり、これによりパフォーマンスプロファイルの一貫性が保たれます。
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CRUSH 階層の定義: Ceph ルールは、CRUSH 階層にあるノード (通常は
ルート
) を選択し、配置グループおよびそれに含まれるオブジェクトを保存するための適切な OSD を特定します。ストレージストラテジーの CRUSH 階層および CRUSH ルールを作成する必要があります。CRUSH ルール設定では、CRUSH の階層はプールに直接割り当てられます。 - 配置グループの計算: Ceph はプールを配置グループにシャード化します。プールに適した配置グループ数を設定し、同じ CRUSH ルールに複数のプールを割り当てるイベントで、正常な配置グループの最大数を留まる必要があります。
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プールの作成: 最終的にプールを作成し、複製されたストレージまたはイレイジャーコーディングされたストレージを使用するかどうかを判別する必要があります。プールの配置グループの数、プールのルール、永続性 (サイズまたは
K+M
コーディングチャンク) を設定する必要があります。
プールはストレージクラスターに対する Ceph クライアントのインターフェースですが、ストレージストラテジーは Ceph クライアントに対しては完全に透過的です (容量とパフォーマンスを除く)。