3.3.5. 最大 PG 数
オブジェクト格納に複数のデータプールを使用する場合は、プールごとの配置グループの数と、OSD ごとの配置グループの合計数が妥当な数になるように、配置グループの合計数のバランスを取る必要があります。この目的は、システムリソースに負荷をかけたり、ピアリングプロセスを遅らせずに、OSD ごとのさまざまな負荷を達成することにあります。
たとえば、10 個の OSD 上の 512 の配置グループを持つ、10 個のプールで構成される Ceph Storage クラスターでは、10 個を超える OSD に広がる 5120 の配置グループや、OSD ごとに 512 の配置グループがあります。ハードウェアの設定によっては、リソースが多すぎる可能性があります。これとは対照的に、512 個の配置グループをそれぞれに持つ 1,000 プールを作成する場合、OSD はそれぞれの配置グループ 50,000 までを処理し、より多くのリソースが必要になります。OSD ごとの配置グループが多すぎると、特にリバランスまたは復旧時にパフォーマンスが大幅に低下します。
Ceph Storage Cluster には、OSD ごとに最大 300 の配置グループの最大値があります。Ceph 設定ファイルに異なる最大値を設定することができます。
mon pg warn max per osd
Ceph Object Gateway は 10-15 プールでデプロイするので、妥当な最大数に達するにあたり OSD ごとに 100 未満の PG 未満を使用してください。