2.6. プライマリーアフィニティー
Ceph クライアントがデータの読み取りまたは書き込み時に、適切なセット内のプライマリー OSD を常に問い合わせます。[2, 3, 4]
セットの場合には、osd.2
がプライマリーになります。OSD が他の OSD と比較して適していない場合があります (例: ディスクや低速なコントローラーなど)。ハードウェアの使用率を最大限にするために (読み込み操作上) パフォーマンスのボトルネックを防ぐために、CRUSH が OSD を機能セット内のプライマリーセットとして使用することの可能性が低くなるように Ceph OSD のプライマリーアフィニティーを設定できます。
ceph osd primary-affinity <osd-id> <weight>
プライマリーアフィニティーはデフォルトで 1
です (つまり、OSD がプライマリーとして機能する可能性があります)。OSD のプライマリー範囲を 0-1
に設定できます。ここで、0
は OSD をプライマリーとして 使用しない ことを意味します。1
は、OSD がプライマリーとして使用される可能性があることを意味します。重みが <1
の場合は、CRUSH が、プライマリーとして機能する Ceph OSD デーモンを選択する可能性は低くなります。