3.4. ゲートウェイユーザーの追加
Ceph Object Gateway の LDAP ユーザーを作成し、binddn
を書き留めます。Ceph オブジェクトゲートウェイは ceph
ユーザーを使用するため、ceph
をユーザー名として使用することを検討してください。ユーザーに、ディレクトリーを検索するパーミッションが必要です。
ユーザーの作成が正常に機能することをテストします。ceph が People の下のユーザー ID で、example.com がドメインの場合は、ユーザーの検索を行うことができます。
Ceph Object Gateway は、rgw_ldap_binddn
で指定したようにこのユーザーにバインドします。
ユーザーの作成が正常に機能することをテストします。ceph
が People
の下のユーザー ID で、example.com
がドメインの場合は、ユーザーの検索を行うことができます。
# ldapsearch -x -D "uid=ceph,ou=People,dc=example,dc=com" -W -H ldaps://example.com -b "ou=People,dc=example,dc=com" -s sub 'uid=ceph'
各ゲートウェイノードで、ユーザーのシークレットのファイルを作成します。たとえば、シークレットは /etc/bindpass
という名前のファイルに保存されます。セキュリティー上の理由から、このファイルの所有者を ceph
ユーザーおよびグループに変更し、グローバルに読み取りができないようにします。
Ceph クラスターの管理ノードで、Ceph 設定ファイルの [global]
セクションに rgw_ldap_secret
の設定を追加します。以下に例を示します。
[global] ... rgw_ldap_secret = /etc/bindpass
最後に、更新された設定ファイルを各 Ceph ノードにコピーします。
# scp /etc/ceph/ceph.conf <node>:/etc/ceph