4.5. モニターストアの圧縮
モニターストアのサイズが大きくなってきたら、圧縮することができます。
-
ceph tell
コマンドを使用して、動的にこれを使用します。 -
ceph-mon
デーモンの起動時 -
ceph-mon
デーモンが稼働していない場合にceph-monstore-tool
を使用前述の方法が Monitor ストアを圧縮できない場合、または Monitor がクォーラムを超えていない状態で、そのログにCaught signal (Bus error)
エラーメッセージが含まれる場合は、この方法を使用してください。
クラスターが active+clean
状態ではない場合やリバランスプロセスでストアサイズの変更を監視します。このため、リバランスの完了時に Monitor ストアを圧縮します。また、配置グループが active+clean
の状態であることを確認します。
前提条件
- 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
- Ceph Monitor ノードへの root レベルのアクセス。
手順
ceph-mon
デーモンの実行中に Monitor ストアを圧縮するには、以下を実行します。ceph tell mon.HOST_NAME compact
HOST_NAME
を、ceph-mon
を実行しているホストの短いホスト名に置き換えます。不明な場合はhostname -s
コマンドを使用します。# ceph tell mon.host1 compact
[mon]
セクションの Ceph 設定に以下のパラメーターを追加します。[mon] mon_compact_on_start = true
ceph-mon
デーモンを再起動します。[root@mon ~]# systemctl restart ceph-mon@_HOST_NAME_
HOST_NAME
を、デーモンが実行されているホストの短縮名に置き換えます。不明な場合はhostname -s
コマンドを使用します。[root@mon ~]# systemctl restart ceph-mon@host1
Monitor がクォーラムを形成することを確認します。
[root@mon ~]# ceph mon stat
必要に応じて、他の Monitor でこの手順を繰り返します。
注記開始する前に、
ceph-test
パッケージがインストールされていることを確認します。大型ストアを使用する
ceph-mon
デーモンが実行していないことを確認します。必要に応じてデーモンを停止します。[root@mon ~]# systemctl status ceph-mon@HOST_NAME [root@mon ~]# systemctl stop ceph-mon@HOST_NAME
HOST_NAME
を、デーモンが実行されているホストの短縮名に置き換えます。不明な場合はhostname -s
コマンドを使用します。[root@mon ~]# systemctl status ceph-mon@host1 [root@mon ~]# systemctl stop ceph-mon@host1
2 つの異なる方法で
ceph
ユーザーとしてモニターストアを圧縮します。ceph
ユーザーとしてコマンドを実行します。Syntax
su - ceph -c 'ceph-monstore-tool /var/lib/ceph/mon/mon.HOST_NAME compact'
例
[root@mon ~]# su - ceph -c 'ceph-monstore-tool /var/lib/ceph/mon/mon.node1 compact'
root
ユーザーとしてコマンドを実行してから、chown
を実行して権限を変更します。root ユーザーとしてコマンドを実行します。
Syntax
ceph-monstore-tool /var/lib/ceph/mon/mon.HOST_NAME compact
例
[root@mon ~]# ceph-monstore-tool /var/lib/ceph/mon/mon.node1 compact
ファイルのアクセス権限を変更します。
例
[root@mon ~]# chown -R ceph:ceph /var/lib/ceph/mon/mon.node1
ceph-mon
を再度起動します。[root@mon ~]# systemctl start ceph-mon@HOST_NAME
例
[root@mon ~]# systemctl start ceph-mon@host1